NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名チョウセンアザミ(朝鮮薊)
園芸(流通)名アーティチョーク
別名
科キ ク
属(和名属)キナラ(チョウセンアザミ)
学名Cynara scolymus
ラテン語読みキナラ・スコリムス
英名Artichoke , Globe artichoke
原産・分布地地中海沿岸、カナリア諸島原産
園芸上分類多年草


 チョウセンアザミは、チョウセンアザミ属の1種で、 頭花の総苞と花床を野菜として食用にする。
 原産地は地中海沿岸、カナリア諸島とされており、 カルドンより生じたものと考えられている。
 古くからギリシア人、ローマ人によって栽培されていた。 中世にイタリア、スペインで改良が行われ、アメリカへは フランス人、スペイン人たちによってもたらされた。 現在ではヨーロッパの南部から中央部、 カルフォルニアでの栽培が多い。ラテン民族が好んで食べ、 フランスでは冬期にはスペイン、アフリカ北部より輸入するため、 1年を通じて店頭にある。
 日本では江戸時代中期に栽培されていた記録があるが普及せず、 現在でも栽培はきわめて少ない。
 高さ1.5~2mになる多年草で、根は太く長い。
 葉は羽状に深裂しており、裏には白い細毛が密生するが、 アザミのような刺を欠き、これをもつカルドンと区別される。
 食用になるのは径10~15㎝の頭花で、6~9月に咲く。
 鱗状の総苞片は厚肉質で、花冠は淡紫色で筒状の小花をつける。 花床は肉質である。種子はかたく長さ6~7㎜の卵形である。

 チョウセンアザミ属には地中海沿岸、カナリア諸島に原産する アザミに似た多年草で11種からなる。
 ほとんどの種の葉は羽状に深裂する。頭花(頭状花序) は頂生で大きく青、紫、あるいは白色の管状花だけからなる。
 総苞は革質である。花床は肉質で剛毛がある。 痩果は4稜をもち、冠毛がある。

 本属のうち、2種が野菜として利用され、ひとつはカルドン ( Cynara cardunculus )と呼ばれ、軟白葉柄は紀元前より
地中海沿岸で食用にされていたらしい。
 もうひとつがアーティチョーク( Cynara scolymus )と呼ばれ、 カルドンが改良されて生じたものと考えられている。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]

1枚目画像撮影日(場所):2004.05.25 (浜名湖花博覧会[静岡県浜松市])
2枚目画像撮影日:2005.06.18
3枚目画像撮影日:2006.06.14

2016.03.25 First making day [1a/11a/100100]
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