NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ウチワサボテン(団扇サボテン)
園芸(流通)名
別名
科サボテン(オプンティア亜科オプンティア連)
属(和名属)オプンティア(ウチワサボテン)
学名Opuntia vulgaris
ラテン語読みオプンティア・ウルガリス
英名Barbary fig , Irish-mittens , Prickly pear
原産・分布地ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンに分布
園芸上分類多肉性多年草または木本


 ウチワサボテンは、日本では古くから伊豆半島、四国、九州、 沖縄の公園や庭園に植栽され、高さ2~4mの高木状になる。
 茎節は長径10~30㎝の卵形または長楕円形で明るい緑色をしており、 長さ1~4㎝の黄褐色または暗赤色の刺を1~2個出す。
 花は黄色または赤色、花後5~7.5㎝の紫赤色の果実が茎節に長く残る。 果実は地上に落ちて根を出し繁殖する。

 サボテン科は、多肉の多年草または木本で、 いくつかの高度に特殊化した構造を有している。 その一番の特徴は、ふつう茎には刺があり、 葉が縮小ないし退化または変態している。
 また、本科は双子葉の中では大きな科のひとつで、特に ① 刺におおわれた多肉化した茎をもち、 野生植物の食害から守ることができること、 ② 容易に広がることができる根茎をもつこと、 ③ 表面からの水の蒸散が少なくてすむ形をしていること、 ④ さらに夜間に二酸化炭素を体内に取り込み、 気孔を閉じたまま日中に光合成を行うこと、 など乾燥地への著しい適応が見られる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 その大きな科は、クロンキスト体系では3つの亜科に分かれており、 本種は「ウチワサボテン亜科」の「オプンティア属」に分類されていたが、 APG体系では、4つの亜科に分かれており、「オプンティア亜科」 「オプンティア連」の「オプンティア属」に分類されている。

 ウチワサボテン属は、分布域が極めて広く、北はカナダのブリテッシュ・コロンビア州、 アメリカ合衆国のほぼ全域、中央アメリカ、南アメリカを経てマゼラン海峡にまでいたり、 約250種が含まれサボテン科の中で最大の属である。


1・2・3枚目画像撮影日:2006.05.**

2015.02.06 First making day [1a/13u/115700]
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