NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名(無し)
園芸(流通)名エルサレムセージ
別名
科シ ソ(カトフェリア亜科[クロンキスト])
属(和名属)フロミス(オオセキワタ)
学名Phlomis fruticose
ラテン語読みフロミス・フルティコサ
英名Jerusalem sage
原産・分布地地中海沿岸東部に分布
園芸上分類小低木

 エルサレムセージは、地中海沿岸東部に分布する小低木である。 高さ130㎝くらいで多くの枝を打つ。茎に腺はない。
 茎の下部の葉は、楕円状披針形から披針状卵形で、 基部が切形または楔形で、全縁またはやや波状縁で、
両面に白色の星状毛が密にある。
 葉柄は長さ4㎝くらい。花序の葉は無柄または短い柄があり、 披針形である。
 花は1節に14~36花つく。総苞は長さ10~20㎜で 幅3~7㎜で卵形から披針形で先端がとがる。
 萼は長さ10~19㎜で密に星状毛が密生する。 花冠は長さ23~35㎜で黄色である。小堅果は無毛または有毛である。

 オオセキワタ属は、地中海沿岸から中央アジアにかけての 乾燥気候下に種類が多く、約60種が知られ、中国から朝鮮半島にまで
少数の種がしられる。済州島のオオキセワタがもっとも東の種類で日本には分布しない。
 大形の多年草、半低木または低木である。茎はかたく直立する。 葉は対生し、上部の葉は苞状である。
 花は茎の上部の葉腋に密に集まって輪生状となり、 無柄で有毛の苞がある。萼は筒状で5~10個があり、先端に5歯がある。
 花冠は黄色、白色または紅紫色で、2唇形で上唇は4個で超出または内在する。
 花柱の分岐は不同長である。小堅果は三角形で無毛または有毛である。
 日本では梅雨時の過湿のためあまり栽培されていないが、 地中海沿岸ではかなり広く植えられている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

画像撮影日:2004.05.15

2015.02.07 First making day [1a/14e/120800]
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