NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名キリンソウ(麒麟草)
園芸(流通)名
別名
科ベンケイソウ
属(和名属)セドゥム(マンネングサ)
学名Sedum aizoon var. floribundum
ラテン語読みセドゥム・アイゾーン(変種)フロリブンドゥム
英名( Null )
原産・分布地日本、カムチャッカ、シベリアに分布
園芸上分類多年草


 キリンソウは、日本の山地からカムチャッカ、 シベリアに分布する。太い根を持った多年草である。
 花は黄色でゆるやかな集散花序につき、6~9月に開花する。
 基本種との違いは、よく分枝することと、 葉幅が広いことである。

 基本種 Sedum aizoon (セドゥム・アイゾーン) の和名はホソバノキリンソウで、 シベリアから日本まで分布する太い根を持った多年草である。 花は黄色で径約1.4㎝になり、径3~10㎝の円錐状集散花序をつくる。 開花時期は7月である。


 マンネングサ属は、北半球の温帯から暖帯に広く分布し、 オーストラリアとポリネシアを除いて、北限はグリーンランド、
南はアフリカ中部におよび、約400種があるといわれている。
 一般に岩礫地に生え、地理的な変異が大きい。 日本にも約17種と多数の亜種、変種が自生し、地理的な変異の大きい
キリンソウなどは産地名を付してテカリダケキリンソウ、 エゾキリンソウなどとよばれることがある。

 マンネングサ属は、多年草、一年草あるいは越年草で、 根茎は普通ないが、あっても近縁のイワベンケイ属のように鱗片葉はない。
 葉は単葉で幅1.5㎝以上で無柄で全縁または不規則な鋸歯縁となり、 多くは互生するがときに輪生まれに対生するが、
基部は互いに合着することはない。
 花は両性で長さ1㎝以下で頂生または側生の集散花序かまれに総状花序につき、 ふつう5数性であるが、
まれに3,4,6数性となる。
 花序には葉状の苞がある。花弁は萼片とともに離生するが、 ときに基部のみ合着する。
 花色は濃黄色、白色、紅色、青色などがある。
 雄しべは花弁の2倍数あり、内外に2輪に配し、 外輪のものは花弁と対生し、内輪のものは花弁と互生する。
 葯は花糸に底着し、裂開する前の葯は濃紅紫色か濃黄色である。
 雌しべは花弁と同数あり、ふつう基部から下半分にかけて合着する。
 子房の背側基部に密腺があり、腹側の一部がふくれるものは心皮が斜上し、 果時に袋果を上から見ると星状に見える。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、
 マンネングサ 、  マルバマンネングサ 、  メキシコマンネングサ 、  モリムラマンネングサ  などを掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2005.06.18

2015.03.02 First making day [2k/22ki/142400]
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