NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ケイトウ(鶏頭)
園芸(流通)名
別名チャボケイトウ(矮鶏鶏頭)、カラアイ(韓藍)、
別名トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)、サキワケケイトウ

科ヒ ユ
属(和名属)ケロシア(ケイトウ)
学名Celosia cristata
ラテン語読みケロシア・クリスタタ
英名Cockscomb , Common cockscomb
原産・分布地熱帯アジア、インド原産
園芸上分類一年草


 ケイトウは、熱帯アジア、インド原産で、 高さ60~90㎝ほどであるが、園芸品種では 15㎝の矮性種から100㎝以上の高性種がある。
 花期は夏から晩秋と長い。花序は短柄を有し、 花茎の上端が著しく帯化し肥大して鶏冠状となり、 その下方に多数の小さな花を密生する。
 花序と花の色は赤、黄、橙、紫紅および 黄と紅の斑入りなど各色があり、白色の花もある。

 本属の仲間には、  ノゲイトウ 、  フサゲイトウ
 などが掲載してある。

 本種の園芸品種としては、次の2系統および2変種がある。

  トサカ系‥‥‥‥‥花序が扁平状に帯化するもの。
  久留米系‥‥‥‥‥終戦直後、福岡県八女市の大月留吉氏が
           インドから持ち帰ったもので、球形の
           花序をもつもの。(一・二枚目)
  チャイルジー系‥‥ヤリゲイトウととよばれ、別にスギナリ
  (変種)     ケイトウ、玉咲きケイトウ、玉ケイトウ
           ともよばれる。
  プルモサ系‥‥‥‥フサゲイトウとよばれるもの。
  (変種)     花序はやわらかい羽毛状となる。
           赤色~紅色、黄色などがある。


 ケイトウ属は、アメリカ、アジア、アフリカの熱帯、 亜熱帯に30~40種、または60種があるとされる。
 自生地には低木になるものもあるが、多くは一年生の草本である。
 非耐寒性で温帯では春撒きして夏、秋に開花する。 葉は有柄で互生し、線形または広卵形で鋭尖頭である。
 花は両性で1個の苞と2個の小苞があり、 腋生または頂生の穂状花序につくか、 あるいは広大な扁平の茎の端に密につく。
 花色は白、銀、黄、赤、桃などで光沢がある。 花被片は乾膜質で5個で雄しべも5個で、 花糸の基部は杯状に合着する。
 子房は卵形で花柱は1個で長く、胚珠は2~8個である。 胞果は球形か卵形で横周裂開する。
 種子はレンズ状で黒色で光沢がある。 露地の花壇、切り花、また鉢物に利用される。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]

1枚目画像撮影日:2006.09.09
2枚目画像撮影日:2004.07.25
3枚目画像撮影日:2008.11.10

2015.03.18 First making day [2k/24ke/154200]
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