NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名アッケシソウ(厚岸草)
園芸(流通)名
別名サンゴソウ(珊瑚草)
科アカザ ➡ ヒユに変更(APGⅡに基づき)
属(和名属)サリコルニア(アッケシソウ)
学名Salicornia europaea
ラテン語読みサリコルニア・エウロパエア
英名( Unknown )
原産・分布地ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの寒帯に分布
園芸上分類一年性草本(塩生植物)

 アッケシソウは、ヨーロッパ、アジア、 北アメリカなどの寒帯地域に広範囲に分布する。
 本種は、潮汐の干満に規定される、 平均冠水位から満潮水位の間の海に接する 陸地や内陸に発達する塩湿地に生育する
塩生植物である。
 秋になるとアッケシソウの茎および枝の濃緑色は 紅紫色へ変化する姿からサンゴソウとも呼ばれる。
 和名の由来は、北海道の厚岸で発見されたことからきているが、 現在は厚岸ではほとんど見られないとのこと。
 アッケシソウの茎は濃緑色で高さ10~35cmで円柱形で節を形成し、 節から枝が対生する。
 また、退化した燐片状の葉が節部に対生する。
 8~9月には、茎および枝の先端部が円柱状の穂状花序をなし、 葉腋のくぼみに3個の花が対となり、 1の節に6個の花器を
形成する。
 アッケシソウの花器の特徴として、花被が退化し、 雌ずいや雄ずいを包み込むように萼片が非常に発達している。

 画像(右上)は、 briboo さんが、「サンゴソウ」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 サンゴ草を見に行ってきました。 早いのかなあと心配していましたが大丈夫でした。
  着いたのが夕方で少し暗いんですよねー、 できれば昼間見たかったです。』

【追記】
  APG Ⅱ で、アカザ科 (ナデシコ目)は同じナデシコ目のヒユ科に包含されたため、 アッケシソウ属をヒユ科に変更した。
 これによりアカザ科は、 APG 分類体系では使われない科となった。

画像投稿日(投稿者:撮影地):2006.09.18 ( briboo さん:北海道)

2015.04.11 First making day [3s/31sa/168100]
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