NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ジャコウレンリソウ(麝香連理草)
和名スイートピー
園芸(流通)名
別名カオリエンドウ(香豌豆)
科マ メ ( マ メ 亜科)
属(和名属)ラティルス(ハマエンドウまたはレンリソウ)
学名Lathyrus odoratus
ラテン語読みラティルス・オドラツス
英名Sweet pea
原産・分布地イタリア・シシリー島原産
園芸上分類蔓性一年草


 スイートピーは、イタリアのシシリー島原産の蔓性一年草である。 茎はやや有毛の蔓性で、2m近くも伸びる。
 花は1~4個が腋生し、径約5㎝で芳香がある。
 野生種は、旗弁は赤紫色で翼弁は淡青色で紫脈が入りよく目立つ。 果実は有毛で長さ約5㎝になる。

 スイートピーは、1650年にクパーニ氏に発見されてから イギリスを中心に改良が進み、以下のような系統が栽培されている。
【夏咲き系】
 10月頃種子を播いて、5月下旬~6月に開花する。
 耐寒性が強く長日で花芽分化、発達する。花壇用である。
【冬咲き系】
 温室で切り花用に栽培される系統で耐寒性、耐暑性ともに
 弱い。開花には長日は影響はなく、低温処理により開花は
 促進される。
【春咲き系】
 夏咲き系と冬咲き系の中間の形質をもち、開花におよぼす
 長日の効果は夏咲き系ほど明らかでない。幼植物の
 低温処理により開花は促進される。戸外では5月に開花する。
【矮性系】
 最近特に花壇やプランター、鉢植え用として改良が進んで
 いる系統である。
 高さは60㎝程度から20㎝前後のものまである。

 ハマエンドウ属は、地中海地域とイランのトゥラン地域を中心に、 ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ、東アフリカに150種が分布する。
 草本で、茎は翼をもつ稜がある。 つる性のものはふつう分枝する巻きひげをもつ。
 花は腋生で、総状の花序につくか単生する。 花冠は蝶形である。果実は扁平な豆果で裂開する。
 日本には、ハマエンドウ、レンリソウなど4種が自生している。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]


1・2枚目画像撮影日:2004.04.29
  3枚目画像撮影日:2005.04.24

2015.04.28 First making day [3s/33su/179300]
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