NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ススキ(薄)
園芸(流通)名
別名
科イ ネ
属(和名属)ミスカンツス(ススキ)
学名Miscanthus sinensis
ラテン語読みミスカンツス・シネンシス
英名Eulalia
原産・分布地日本、朝鮮半島、南千島、中国に分布
園芸上分類多年草


 ススキは、南千島から日本、 朝鮮半島を経て中国までの広い地域に分布し、変異が多い。
 日本ではいたるところの山野に生え、秋期花穂の出るころには 「秋の七草」の1種として、古くからなじみの深い多年草である。
 花穂を出すころにはその形から「尾花」とよび、 夏の茎葉を刈り取って利用するときには「カヤ」とよんで、 古くから屋根をふくのに用いてきたが、 現在ではほとんどその用途が失われた。
 日のよく当たる乾燥地を好み、山原、河原、 荒地に群生し、円形の大株となって育つ。
 葉は細長く質はかたく、葉縁には鋭い鋸歯があり、 葉をしごくと手を切る。



 ススキ属は、東アジアに約10種あり、日本に7種がある。
 大形の多年草で、葉は長く茎とともに剛硬である。
 小穂は2個ずつ、共有柄で長い総の関節につく。
 この総が1~多数円錐状または散房状に茎の先端に集まって 花序を形成する。
 小穂は2小花よりなるが、下方の小花は退化する。 登実小花にはふつう芒(のぎ)がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]



 三枚目(左)は、広島県人さんが、次のコメントをつけて、
深まりゆく秋の景色を写し、私に送ってくれたものである。
 『 行楽日和の日は、どうしても近くの山に行きたくなり
  午後から愛犬と散策してきました。
  紅葉もソロソロ終わりですね。』

 四枚目(左)は、園芸品種であり、和名がタカノハ(鷹の羽)、 別名ヤバネススキ(矢羽薄)ともいい、 ときにはヤハズガヤ(矢筈萱)、トラフススキとよばれ、学名は M. sinensis cv. Zebrinus (M.シネンシス(園芸品種)ゼブリヌス)であり、英名は Zebra grass という。
 葉に黄白色の段斑が入る変異品で、葉質がかたく幅が細めで、 全体にやせ形である。

 本属の仲間には、   ヤクシマススキ  がある。

1枚目画像撮影日:2005.09.04
2枚目画像撮影日(場所):2003.10.18(ブルーボネット)
3枚目画像投稿日(投稿者):2007.11.27(広島県人さん)
4枚目画像撮影日:2006.07.08

注:ブルーボネットは、名古屋港ワイルドフラワーガーデンの名称である。

2015.05.01 First making day [3s/33su/180800]
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