NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名センノウ(仙翁)
園芸(流通)名
別名センオウゲ(仙翁花)
科ナデシコ
属(和名属)リクニス(センノウ)
学名Lychnis senno
ラテン語読みリクニス・センノウ
英名( Unknown )
原産・分布地中国原産
園芸上分類多年草


 センノウは、中国原産の多年草である。
 室町時代の1444年(文安1)にできた「下学集」 にある仙翁花をこのものとすると、 たいへん古い時代から園芸草花であったことがわかる。
 仙翁の名の由来については、 京都の嵯峨にあった仙翁寺から出たと記され、 江戸時代を通して詮索されてきたことであるが、 この寺は遠い昔に廃寺となって、調べる由がないとされている。
 古くから好まれ珍重されてきた植物であるが、 現在ではほとんど見ることができない。
 高さ50㎝内外で、葉は披針形で先端はとがり、 全株に細毛が生えている。

 開花時期は、6~7月で、上部で枝分かれして径4㎝ほどの深紅色花を開き、 花弁の先端が深く不整形に切れ込むのが特徴である。白花品もある。


 センノウの花色は深紅色となっていうが、この画像は橙赤色である。
 また、開花時期にもズレがあり、画像がセンノウかどうか、今一確信がない。

 センノウ属は、日本の各地の山林原野の湿気のある場所には、夏~秋のころ、 フシグロセンノウの橙紅色の花を見ることができるが、ほかの種類は分布も少ない。
 本属は、一年草または多年草で、約35種が北半球の温帯~周極地域に分布する。
 花は集散花序につく。花弁は5枚で長い爪をもち、舷部の基部には付属体がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]

 本属の仲間は、  スイセンノウ 、  カッコウセンノウ 、  ビスカリア  を掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2006.09.03

2015.05.20 First making day [3s/34se/186800]
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