NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名(無し)
園芸(流通)名チェリモヤ
別名
科バンレイシ
属(和名属)アンノナ(バンレイシ)
学名Annona cherimola
ラテン語読みアンノナ・チェリモラ
英名Cherimoya , Chirimoya ,
英名Cherimalla , Custard apple

原産・分布地コロンビア南部、エクアドル、
原産・分布地北ペルーのアンデス高地原産
園芸上分類半落葉小高木

 チェリモヤは、コロンビア南部、エクアドル、 北ペルーにかけてのアンデス高地(標高1500~1900m) 原産の半落葉小高木である。
 チェリモヤは、バンレイシ属の1種で、 果実を食用とする果樹である。
 ペルーの果実として名高く、 ペルー古代文明が栄えた有史以前にすでに栽培されていた。
 チェリモヤの名前は、冷たい種子という意味のペルー語 Chirimuya に由来している。
 この名のとおりバンレイシ属の中ではより冷涼な温度を好み、 雪は見えるが積雪の無い場所で生育するといわれる。
 アフリカ、アジアへはスペインの航海者により伝播され、 現在では中・南アメリカをはじめとした世界の暖帯、 亜熱帯、熱帯高地で
栽培される。

 バンレイシ種は、直立性もしくはやや開張性のある 半落葉性の小高木で、高さ4~8mである。
 花は葉腋部に形成され、長さ2~3㎝で、 外花被と内花被3こずつで2層をなしている。 外花被は外側が緑色で内側は白色である。
 果実は多肉質の花床と多数の雄しべが融合した集合果で、 径10~15㎝で心臓形、球形、卵形をしている。
 果皮はコルク質の小片が亀甲状となり、 その境目は隆起して網目状を呈している。 果皮は淡緑色で成熟すると暗緑色となる。
 果肉は白色アイスクリーム状で、芳香があり甘く、 糖含量は約18%、ビタミンB、B、 カルシウム、リンなども多く含まれている。

 本属の仲間は、   ギュウシンリ 、   バンレイシ  を掲載している。

 バンレイシ属は、高木または低木で 約100種が熱帯アメリカに分布する。
 バンレイシをはじめチェリモヤ、トゲバンレイシなど、 数種が熱帯果樹として栽培される。
 葉は単葉で互生し、全縁である。 花は両性で3数性を有し単生するか数個集まる。
 花被片は6個で2列に配し多くの場合、 肥厚して多肉質となる。雄しべと雌しべは多数である。
 花床と多数の雌しべが癒合した集合果を形成する。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]


画像撮影日(場所):2007.02.12 (東谷山フルーツパーク[名古屋市守山区])

2015.06.06 First making day [4t/42ti/205300]
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