NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ツルキジムシロ(蔓雉蓆)
園芸(流通)名
別名
科バ ラ ( バ ラ 亜科)
属(和名属)ポテンティラ(キジムシロ)
学名Potentilla stolonifera
ラテン語読みポテンティラ・ストロニフェラ
英名( Null )
原産・分布地日本各地、済州島、サハリン、
原産・分布地カムチャッカ半島に分布
園芸上分類多年草

 ツルキジムシロは、日本各地、サハリン、 カムチャッカ半島、済州島に分布する多年草である。
 山地の日当たりのよい草原に生え、高さは20㎝ほどになる。
 走出茎をだして広がる。葉は羽状複葉で、 ふつう5~7個の小葉がある。4~7月ごろ、 鮮やかな黄色い花を咲かせる。

 画像(右上)は、野の調べさんが、「新緑」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 ツルキジムシロです。走出枝を出して地を這うように広がっています。 頂上に向かって歩いている道筋、
  山の稜線に沿って   ハルリンドウ  と一諸に、歩くところにずっと咲きみだれています。』

 キジムシロ属は、北半球の温帯、 亜寒帯および寒帯を中心に約300種が分布していて、 高山に生えるおのが多い。
 日本には全国に約20種が自生している。
 路傍に見られるミツバツチグリもこの仲間で、 多くの種は陽地を好みほとんどは多年草であるが、 キンロバイのような低木もある。
 葉は互生し、掌状または羽状複葉で、 小葉の葉縁には鋸歯がある。
 花は葉腋に単生するか、集散状につく。 萼片は5個で、同大の副萼片も5個ある。
 花弁は5枚で萼片より大きく、 多くは黄色であるが、白色や紅色の種もある。
 雄しべは多数である。心皮も多数である。 胚珠は各心皮に1個あり下垂する。花柱は花後脱落する。
 果実は有毛または無毛の痩果である。花後、 花床はヘビイチゴ属のようにふくれない。
 花壇に用いられるほか、 山草としてロックガーデンや鉢に植えられ、 またカバープラントとして庭に用いられる種もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  メアカンキンバイ 、  ポテンティラ 、   ポテンティラ・メルトン・ファイアー  などを掲載している。

画像投稿日(投稿者:撮影地):2005.05.08 (野の調べさん:霧島連山[鹿児島・宮崎県県境])

2015.06.20 First making day [4t/43tu/210100]
bt
fb
bb