幅５㎝で、表裏とも無毛であるが、 裏面の中肋部にのみ絹毛がある。
　花序は長さ15㎝くらいである。苞は筒状で緑色である。 花は肉色で美しい。

　ヘディキウム属は、切り花、花壇用に栽培される半耐寒性の多年草で、 インドを中心に約50種が分布している。
　高さ0.8～３mぐらいで、ときに３mをこえる。 葉は２列に並び、ほとんど葉柄がない。
　花茎は葉間から抽出し、穂状に多数の花をつける。
　花冠は細長い筒部と線形の３裂片からなるが、 目立つのは花弁状に発達した３個の仮雄ずいである。
　そのうち１個は唇弁状でもっとも大きい。 萼は筒状で先が３裂するが苞に隠れている。
　稔性雄ずいの花糸は長く、花柱を保持しており、 柱頭が葯隔の上部に突出する。
　花色は白、橙、黄および紅色で芳香がある。 多くは夏から秋に開花する。果実は蒴果である。
[ 引用 ： 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修：小学館発行 ) ]

　本属の仲間は、　 シュクシャ　　を掲載している。

画像撮影日：2005.09.04