NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ヌスビトハギ(盗人萩)
園芸(流通)名
別名
科マ メ ( マ メ 亜科)
属(和名属)デスモディウム(ヌスビトハギ)
学名Desmodium oxyphyllum
ラテン語読みデスモディウム・オキシフィルム
英名Thunberg's bush-clover
原産・分布地日本各地、朝鮮半島、中国、ヒマラヤに分布
園芸上分類多年草


 ヌスビトハギは、日本各地、朝鮮半島、中国、 ヒマラヤに分布する多年草である。 平地や山地の草原などに生え、高さ30~120㎝になる。 葉は3出複葉で、小葉は卵形である。
 7~9月ごろ、茎の先端や上部の葉腋に総状花序をだし、 小さなピンク色の蝶形花を咲かせる。
 果実は節果で、ふつう小節果は2個である。 節で折れた小節果には鈎状の毛があり、 動物の体毛などに付着して散布される。
 和名は、節果のかたちが泥棒の「忍び足の足跡」 に似ているということから。

 ヌスビトハギ属は、世界の熱帯から温暖地帯におよそ 180種が分布している。日本にはフジカンゾウや マルバヌスビトハギなど9種が自生する。 草本または低木である。葉は1~7小葉からなるが、 多くは3出複葉で、托葉は線形で離生する。


 花は頂生か腋生の円錐花序につく。萼は5歯を有する。
 花冠は蝶形で、雄しべは10個で2体雄ずいをなす。 果実は扁平な豆果で、多くは裂開せず、鉤状の小毛でおおわれる。

 一・二枚目(右上・左上)は、野の調べさんが、「初秋Ⅲ」 のタイトルで、次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 足元に ピンク色の小さな花を穂状につけた草丈は 50cm~1m位の茎を見つけました。
  名の由来はは盗人萩(ぬすびとはぎ)で、 盗賊の忍び足の足跡に節果の形が似ていることらいしのです。
  可憐な小さい花なのに少し可愛そうな気がします。
  まだ日中は残暑が厳しいですが、森の中はもう秋の季節が巡ってるようです。
  この辺りから漂ってくる緑の香り、草の匂い、 植物が放つ香り、時折、風が森の中を吹き渡る、その音は騒音に
  慣れきった耳に自然の音は心地よかったです。』

  野の調べさんのコメントは、いつもながら詩的な響きがあり、 その花をあたかも見ているような感覚になる。

1・2枚目画像投稿日(投稿者):2007.09.04(野の調べさん)

2015.07.13 First making day [5n/53nu/227100]
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