NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名バイカウツギ(梅花空木)
園芸(流通)名
別名サツマウツギ(薩摩空木)
科アジサイ
属(和名属)フィラデルフス(バイカウツギ)
学名Philadelphus satsumi
ラテン語読みフィラデルフス・サツミ
英名Satsuma mock orange
原産・分布地本州、四国、九州に分布
園芸上分類落葉低木


 バイカウツギは、本州、四国、九州に分布落する葉低木である。
 落葉性で樹高2mになる。樹皮は褐色で、縦に皮目がある。 若枝はわずかに毛を生じる。
 5~10花を総状花序に枝端に頂生する。
 花冠は白色で、径3~4㎝で、花弁は微おう頭の広卵形で4枚ある。
 開花時期は、6~7月である。芳香がある。

 バイカウツギ属は、おもにアメリカ、メキシコを中心としてアジア、 ヨーロッパに30数種が分布する。日本にもバイカウツギが自生する。
 落葉性まれに反常緑性の直立性低木である。 強い芳香があるものが多く、庭に植栽されるほか、切り花にも用いられる。
 花は前年枝から伸びる側小枝に頂生する。 多くは2~3個を総状あるいは円錐花序につけるか単生する。  花色は白まれに乳白色である。 花弁の基部付近に紫紅色の斑の入るものもある。
 花弁は4枚まれに5~6枚である。雄しべは多数である。 花柱は1個で、柱頭は4分裂まれに3~5分裂する。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]


 二・三枚目(左上・左)は、花弁が5枚であり、 バイカウツギではない可能性がある。
 バイカウツギの変種か、本属の別の品種の可能性もある。
 どちらにせよ、今後の、調査対象である。

  1枚目画像撮影日(場所):2004.05.25
      (浜名湖花博覧会[静岡県浜松市])
2・3枚目画像撮影日:2009.05.25
  4枚目画像投稿日(投稿者):2006.05.25 (おばごりさん)



 四枚目(左)は、おばごりさんが、『 ウツギです。』  とのコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。

 おばごりさんのコメントではウツギとのことでしたが、 花弁の形から
バイカウツギのようであり、ここに記載した。

【追記】
 バイカウツギ属は、新エングラー体系ではユキノシタ科(バラ目) に入れられていたが、クロンキスト体系では、単独のアジサイ科
(バラ目)としてユキノシタ科から分離された。
 最近の APG の見解では、 ユキノシタ科とは縁遠いことが明らかになり、 ユキノシタ科が入っているバラ目からミズキ目に変更された。

2015.07.25 First making day [6h/61ha/235900]
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