NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ハナツルボラン(花蔓穂蘭)
園芸(流通)名
別名アレチヒナユリ(荒地雛百合)
科ユ リ ➡ ツルボランに変更( APGⅡ~Ⅳ)
属(和名属)アスフォデルス(ツルボラン)
学名Asphodelus fistulosus
ラテン語読みアスフォデルス・フィスツロスス
英名( Null )
原産・分布地南ヨーロッパ、アフガニスタンに分布
園芸上分類宿根多年草

 ハナツルボランは、南ヨーロッパから アフガニスタンにかけて分布する宿根多年草である。
 藺(い)(イグサ科の多年草)に似た草姿で、 高さ40~50㎝ほどの中空の花茎に、 径1~2㎝の淡ピンク色で星形の花を円錐状につける。 背面の線条は濃ピンク色である。
 葉は真っ直ぐな針状で、長さ15~30㎝で密に  叢 生 する。
 開花時期は、4~5月である。日本へは20世紀初頭に渡来した。

 ツルボラン属は、地中海沿岸からインドにいたる地域、 インド洋西部マスカリーン諸島に6~7種が分布する。
 草丈数十㎝のものから150㎝に達するものまであり、 いずれも耐寒性の多年草で、地下部に多肉質の根を群生する。
 長い総状または円錐花序に多数の白またはピンク色の 漏斗状の花を横向きから上向きに咲かせる。
 花被片は6個で、舌状で、背面に線条が入る。 雄しべは6個で同長である。葉は狭く、根元より叢生する。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

【追記】
 ツルボラン属は、 APGⅡ でユリ科から分離し、新設のツルボラン科(キジカクシ(クサスギカズラ)目) に属するようになったが、 APGⅢ でススキノキ科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)に統合された。
 しかし、 APGⅣ ではススキノキ科はツルボラン科となり、ツルボラン属は 再びツルボラン科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)に属することとなった。

1枚目画像撮影日:2007.04.14
2枚目画像撮影日:2004.04.11

2015.08.01 First making day [6h/61ha/240000]
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