NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名チャボハシドイ(矮鶏丁香花)
園芸(流通)名ヒメライラック
別名
科モクセイ
属(和名属)シリンガ(ハシドイ)
学名Syringa microphylla
ラテン語読みシリンガ・ミクロフィラ
英名Littleleaf lilac
原産・分布地中国東北部に自生
園芸上分類落葉低木


 ヒメライラックは、中国東北部に自生する落葉低木である。
 高さは1mに満たない。枝は幼時多少の長軟毛をしく。
 円錐花序はまばらで長さ3~7㎝である。
 花冠の筒部は細長く長さ10㎜で、裂片は卵状披針形で、 暗淡紅色である。開花時期は、6月である。
 葉は卵円形あるいは楕円上卵形で長さ1~4㎝で表面にはやや長毛があり、 裏面は灰緑色で短軟毛ががり、成葉では脈上に毛が残る。


 ハシドイ属は、ヨーロッパ南東部から中国、 朝鮮半島にいたる旧世界に約30種が分布する。
 日本にもハシドイおよびマンシュウハシドイが自生する。
 落葉性の低木ないし小高木で、寒冷地向きの造園樹として利用される。
 ヨーロッパでは庭植えされることが多く、 ほかに鉢植えや促成切り花としても用いられている。
 中国でも自生種が多いので、古くから庭木として用いられた。
 花に芳香があるので、古来香油をとるためにも栽植されてきた。
 葉は対生し、全縁まれにへ羽状分裂あるいは浅裂し有柄である。
 花は両性で、頂生あるいは腋生の円錐花序をなし、 前年枝または当年枝につく。

 花冠は漏斗状または高盆形をなし、筒部は長く先端は4裂する。
 花色は白および紫、紅紫で濃淡がある。 萼は4歯牙を有し宿存する。
 雄しべは花冠筒部につき内在ああるいは超出する。 花柱は2裂した柱頭をもち、雄しべより短い。
 果実は長楕円体をなし、2裂片をなす乾いた蒴果である。 種子は扁平で、翼をもつ。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 ハシドイはあまりなじみのない名前である。 やはりライラックと言えば誰でもわかる樹木である。
 本属の仲間は、  ライラック  を掲載している。

1枚目画像撮影日:2004.02.29
2枚目画像撮影日:2007.04.14
3枚目画像撮影日:2004.05.02

2015.09.02 First making day [6h/62hi/255400]
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