NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ブドウ(葡萄)
園芸(流通)名
別名
科ブドウ
属(和名属)ウィティス(ブドウ)
学名Vitis spp.
ラテン語読みウィティス(属の総称)
英名Grape
原産・分布地中央アジア~地中海沿岸地域、
原産・分布地北アメリカ、カリブ海沿岸地域、東アジアに分布
園芸上分類落葉性蔓性木本

 ブドウは、ブドウ属の1~2種を起源とする 栽培植物の総称で、果実を食用とする果樹である。

 ブドウ属は、中央アジア~地中海沿岸地域、 北アメリカとカリブ海沿岸地域、東アジアの3地域におもに分布している 巻きひげのある落葉性の蔓性木本で、ときに低木状となる。
 葉は単葉で掌状に裂けるものが多い。 花は両性および雄性で5数性を有し、葉と対生する円錐状の集散花序につく。
 萼裂片はきわめて小さいか不明である。花弁は頂部で合生しており、 開花時に帽子を脱ぐように落ちる。


 花盤は5個の密腺となる。子房は上位で2室あり、 各室に2胚珠をいれる。果実は液果である。
 日本には、  ヤマブドウ  などの野生種が広く分布している。

  1枚目画像(右上)は、みずがめ座さんが、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
  『 勝沼のワイナリーのブドウ畑です。 このぶどうが秋には美味しいワインになります。』


  2枚目画像(左上)は、こまさんが、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
  『 先日ウオーキングがてらブドウ狩りに行って来ました。 ブドウ狩りって生まれて初めてなんですよ!
   粒を手で一個づつ取っては、あとの房が見苦しくなるので 小さなハサミを渡され2~3粒づつ房から切って
   食べて欲しいとの事、当たり前ですよね。 何種類ものブドウをしっかり食べてきました。』

【日本におけるブドウ栽培の沿革】
 日本でのブドウの栽培は平安時代末期に発見された「甲州」の栽培に始まる。
 1186年(文治2)に山梨県勝沼町の山中(城の平)において雨宮勘解由(かげゆ) 氏が自生のヤマブドウとは明らかに形態を異にする
ブドウ1株を路傍で発見し、移植、栽培に移したのが現在の栽培品種 「甲州」の始まりであると伝えられている。
 「甲州」は発見後600年近く栽培普及は遅々として進まなかったが、 元禄時代(1688~1704)に入ってようやく広く知られるように
なって栽培が急増し、江戸末期の1857年(安政6) には全国で300haの栽培面積に達している。
 「甲州」はその形状から見て明らかに  V. vinifera (V.ウィニフェラ (和名:ヨーロッパブドウ))の系統であり、その種子はおそらく
中国から渡来したものと推定される。
 城山桃夫氏は渡り鳥による渡来の可能性を唱えているが、 もちろん証拠があってのことではない。
 なお、現在の棚仕立てによる栽培法はすでに17世紀前半ころから 「甲州」で始められている。

 一方、桃山時代あるいは江戸時代初期から、 わずかであるが京都でのみ栽培され、昭和初期まで実在したブドウに
「聚楽(しゅうらく)」がある。その起源沿革には諸説あって確かでないが、 やはり「甲州」同様 V. vinifera  であったといわれる。
今は幻のブドウである。

 近代的なブドウ栽培は、明治時代になって政府の勧農政策により、 欧米や一部には中国から導入された多数の外来品種の試作に
始まる。
 しかし、 V. vinifera  の多くの栽培品種は日本の高温多湿の風土には適応せず 露地栽培が失敗に終わり、2・3の栽培品種のみ
がガラス室で栽培されることになった。
 他方、雨に強い  V. labrusca (V.ラブルスカ (和名:アメリカブドウ))やその雑種の栽培には成功し、 当初の栽培品種数こそ
かなり整理されたものの、 大正中期には栽培面積5000ha、生産量2.5万tに達した。
 栽培はその後も増加し、1935年(昭和10)には戦前の最高を記録した。
 戦時中は一時的にかなり減少したが、戦後は昭和30年(1955) 代に入って栽培はふたたび急増し、1986年(昭和61)現在の統計に
よれば結果樹面積は約2.6万ha、生産量は30万tに達し、 生産量ではカンキツ、リンゴ、日本ナシに次ぐ日本第4位の果物となって
いる。そのほとんどは生食用として消費され、加工用はわずか数%にすぎない。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

【追記】
 平成23年(2011)のブドウの作付面積は1.55万haであり、「巨峰(35%)」、 「デラウェア(19%)」、「ピオーネ(15%)」の3品種で
全体の7割を占めている。
 また、収穫量は平成21年(2009)で、20万2,200tであり、 都道府県別にみた収穫量割合は、山梨県が25%(5.06万t)、
長野県が13%(2.71万t)、山形県が10%(2.01万t)となっており、 この3県で全国の約5割を占めている。

1枚目画像投稿日(投稿者:撮影地):2014.07.25 (みずがめ座さん:勝沼ワイナリー[山梨県勝沼町])
2枚目画像投稿日(投稿者:撮影地):2016.09.29 (こまさん:余市ブドウ園[北海道余市町])

2015.09.13 First making day [6h/63fu/263100]
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