NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名セイヨウキヅタ(西洋木蔦)
園芸(流通)名
別名
科ウコギ
属(和名属)ヘデラ(キヅタ)
学名Hedera helix
ラテン語読みヘデラ・ヘリクス
英名English ivy
原産・分布地ヨーロッパ、北アフリカ、
原産・分布地アジア、カナリア諸島に分布
園芸上分類常緑蔓性木本


 ヘデラ・ヘリックスは、ヨーロッパ、北アフリカ、 アジア、カナリア諸島に分布する。  高さ30mにも達する常緑蔓性木本である。 葉は長さ約10㎝でふつう3~5裂し、 全縁で緑地で葉脈はクリーム色で、裏面は淡色である。
 10月に開花し、翌年7月に熟す。種子の発芽には2年を要する。
 日本には明治時代末期に渡来した。
 カバープラントとして平面、法面、壁面の緑成に用いられるほか、 グリーンインテリア材料など活用は幅広い。
 本種から多数の園芸品種が生まれている。

 キヅタ属は、北アフリカ、ヨーロッパ、アジアに8種があり、 そのうち日本には1種と2変種がある。
 今日世界でもっとも盛んに栽培され、利用されているのは、 セイヨウキヅタである。

 現在、世界のヘデラ協会に登録されている園芸品種だけでも数百に上がっている。
 日本にはすでに約100種あまりが導入されている。
 用途はきわめて広く、道路の分離帯や法面、公共緑地帯をはじめ、 住宅の小庭、フェンス、建物やベランダ装飾などに
使われている。
 また、鉢物のヘゴ仕立て、つり鉢、ミニ観葉などのグリーンインテリアの材料や、 切り葉や切り枝を使ったフラワーデザインの
添え葉としても急速に需要は高まってきている。 しかし、もっとも多いのはカバープラントとしての利用である。
 性質は、日当たり、日陰を問わず丈夫で生育を果たし、栽培も容易である。

 キヅタ属は、常緑つる性低木で多数の気根を出して、吸着して登る。 葉は単葉で互生し、光沢があり厚い。
 幼葉と成葉では葉形に違いの見られることがあるが、 ふつう葉身は全縁か粗歯牙縁となり、3~5浅裂する。葉柄は長い。
 秋の終わりには小枝の先に、球形で黄褐色の花が散形花序に多数つく。
 花弁、雄しべともにそれぞれ5個で、 子房は5室で花柱の先は癒合して短柱状をしている。
 果実は液果状の石果をつけ、中に3~5個の種子を含んでいる。 翌年に熟して黒くなる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  キヅタ 、   ヘデラ・ヘリックス・ゴールド・ハート  を掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2003.10.16

2015.09.18 First making day [6h/64he/269400]
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