NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ベンガルヤハズカズラ(ベンガル矢筈葛)
園芸(流通)名
別名
科キツネノマゴ
属(和名属)ツンベルギア(ヤハズカズラ)
学名Thunbergia grandiflora
ラテン語読みツンベルギア・グランディフロラ
英名Bengal clock vine , Clock vine ,
英名Blue trumpet vine , Blue skyflower

原産・分布地カンボジア、タイ、ビルマ、
原産・分布地中国南部、インドに自生
園芸上分類蔓性常緑多年草


 ベンガルヤハズカズラは、カンボジア、タイ、ビルマ、 中国南部、インドなどの熱帯アジアに自生する。
 数m以上に伸びるつる性草本で、基部は木質化し、 地下部が多肉塊茎状になる。

 形状には2型がある。
 A型(仮称)はインド、タイなどの野生種で、葉は角ばった心臓形で、 主葉脈は基部から5または7個出て、先は歯牙縁となる。
 葉の全面に微細短白毛を密生し、ビロード状の感触がある。 葉身は長さ15~20㎝で幅10~15㎝である。

 花は葉腋に単生するかまたは下垂する総状花序に8~10個つく。 花径は5~6㎝で、花冠裂片は淡青紫色で喉部は淡黄色である。
 鉢植えでは開花は少ない。

 B型(仮称)はもっとも普及している系統で、葉は長三角形~広披針形で、 主脈は3または5個出て、基部で2または4歯牙縁となる。
 葉面にはほとんど毛はなく、革質で感触はザラつく。
 T. laurifolia (T.ラウリフォリア [ 和名:ローレルカズラ ])と混同されやすいが、 本種の葉は、基部が心臓形となり区別される。
 花はA型より大きく、濃色で、1花序の花数も多く鉢植えでもよく開花する。 開花時期は、冬から春である。

 ヤハズカズラ属は、中央~南アフリカ、マダガスカル、 熱帯~亜熱帯アジアに100種以上が自生する。
 直立性または茎が巻き付く蔓性で、多年草または低木となる。
 葉は対生で単葉で有柄で卵円形、 長卵形または披針形で全縁または鋸歯縁または基部で裂片状をなす。
 平滑または細毛を密生し、明瞭な葉脈がある。
 花は葉腋に単生または頂生の総状花序をなし、 白、黄、橙、赤、紫、青などがある。
 花冠は左右相称で、漏斗状~鐘形である。 太い花筒部は扁平状で湾曲する。先端部は5裂片をなし、 裂片は円形~切形となり、
ほぼ同形かまたは2唇に分かれ、上唇は2裂し、下唇は3裂する。
 雄しべは4個で2強雄ずいで花筒基部に合着する。
 子房は2室で各室に2個の胚珠がある。 果実は蒴果で先は嘴(くちばし)状に突出する。4種子を有する。
 萼は退化し、短く輪状につき、線形の10~15裂片状をなす。 苞は2個で大きく花筒下部を包む。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  コダチヤハズカズラ 、  フイリベンガルヤハズカズラ 、  ツンベルギア・アラタ 、  ツンベルギア・サンダンス
 などを掲載している。

1・2枚目画像撮影日(場所):2007.02.12 (東谷山フルーツパーク[名古屋市守山区])

2015.09.21 First making day [6h/64he/272100]
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