NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名マ ツ(松)
園芸(流通)名
別名
科マ ツ
属(和名属)ピヌス( マ ツ )
学名Pinus spp.
ラテン語読みピヌス(属の総称)
英名Pine
原産・分布地北半球寒帯~亜熱帯に分布
園芸上分類常緑高木または低木


 マツ属の植物は、主として北半球寒帯から亜熱帯に分布する 常緑の高木または低木で、90種ほどあり、 日本には6種が知られている。
 葉は3型があり、長枝にらせん状につく鱗片葉と、 それに腋生する短枝にあって束生する針状葉と、 それの基部を包む乾膜質の苞葉である。
 針状葉は通常2~5個束生し、 先端がとがり横断面が葉束数により半月形、 三角形となる。また、葉は2年以上ふつう 4~5年にわたって枝上に生存後落葉する。
 葉中の葉肉内または下表皮、内皮に接する位置に樹脂道が2~10個ある。 葉中の維管束は1本の型と2本の型がある。 後者の型では気孔が全面に存在するのに対し、 前者では葉の背面に気孔のないものが多い。
 雌雄同株である。
 アカマツ、  クロマツ  では雌花は4月下旬ごろ長枝の先端に数個つき、 らせん状に鱗片(苞鱗片と種子鱗片が合生したもの) が並び、内側に胚珠が2個ある。ときに鱗片の先はひし形に肥厚し、 横に走る稜と中央に突起があり、このような形態は、 葉中の維管束が2本ある型の葉をもつ種に多い。
 雄花は鱗片葉に腋生し、若枝の基部に多数集まってつき、 らせん状ににつく多数の葯がある。
 球果は球形または円錐形で木質化し、開花後2~3年で成熟する。 種子は有翼と無翼とがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 ここに記載してある5枚の画像はすべてアカマツと思われる。

 一枚目(右上)は、雌花が若枝の先端についている状態である。

 二枚目(左上一)は、雄花が花粉を飛ばした後の状態である。

 三枚目(左上二)は、二枚目より約1ヶ月早く写したものであり、 雄花がまだ花粉を飛ばす前の状態と思われる。

 四枚目(左)は、実が結実してマツカサができた状態である。

 五枚目(左下)は、四枚目と同じものを1年後に写したものである。

 それにしてもみごとなまでにたくさんのマツカサである。 このマツカサを数えたら、見えているだけで20個あり、 全部では約30個あった。私はこの松を「子宝の松」と勝手に名前をつけた。

1・2枚目画像撮影日:2003.05.18
  3枚目画像撮影日:2005.04.15
  4枚目画像撮影日:2003.06.19
  5枚目画像撮影日:2004.05.02

2015.10.01 First making day [7m/71ma/280800]
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