NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名メタセコイア
園芸(流通)名
別名アケボノスギ(曙杉)
科ヒノキ(セコイア亜科)
属(和名属)メタセコイア(メタセコイア)
学名Metasequoia glyptostroboides
ラテン語読みメタセコイア・グリプトストロボイデス
英名Dawn redwood
原産・分布地中国四川省発見
園芸上分類落葉性針葉高木

 メタセコイアは、1945年に中国四川省で発見され、 アメリカ合衆国を経て日本に渡来したもので、 各地の風致木として植栽されている。 樹高は30mくらいになり、冬期に葉と小枝を落とす。
 葉は鈍頭の線形で2列水平に対生し、 長さ15~20㎝で基部に関節がある。 雄花の雄しべは約20個である。
 球果の鱗片はふつう22~26個ある。


 葉色が淡緑色であるため、常に新緑の感じを与える。成長が早い。 1977年ごろから日本各地で種子が得られるようになった。

 二枚目(左)は、その球果である。 表面が多くの鱗片でおおわれているのがよくわかる。

 メタセコイア属は、中国原産の単型属で、 落葉性針葉高木である。
 生きている化石植物として知られる。
 枝、小枝、葉などすべて対生する。
 雌雄同株である。雄花は楕円形で、 十字対生する多数の雄しべからなり、 枝端に穂状あるいは円錐状の花序をなして下垂する。
 雄しべは、花糸の下面に3葯胞を有する。
 雌球花は広楕円形で小枝の先端に単生し、 十字対生する多数の鱗片からなる。
 鱗片は横に長い盾形で、5~9個の胚珠をつける。
 種子は扁平な倒卵円形で、翼をもち、 翼の上部に浅い切れ込みがある。
 球果は年内に成熟し、木質化する。

 本種に似る  セコイア  は、常緑性で、葉、雄しべ、球果の鱗片がらせん状につき、 雄花が単生することで区別される。

 本種は、和名、属名、和属名がすべて「メタセコイア」である。

 属名は、ギリシア語の、~の後に、の意味の meta とセコイアに由来し、 化石植物としてしばしばセコイアと混同されていたのを、 後に区別したため、「メタセコイア」とつけられた。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]

【追記】
 メタセコイア属は、スギ科とする見解もあるが、 ここではヒノキ科のセコイア亜科メタセコイア属とした。

  1枚目画像撮影日(場所):2005.06.26
  2枚目画像撮影日(場所):2006.12.24
3・4枚目画像撮影日(場所):2004.12.04

2015.10.15 First making day [7m/74me/292500]
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