NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名(無し)
園芸(流通)名
別名パイナップルリリー
科ユ リ ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
属(和名属)エウコミス(無し)
学名Eucomis spp.
ラテン語読みエウコミス(属の総称)
英名Pineapple lily
原産・分布地南・中央アフリカに分布
園芸上分類半耐寒性多年草(球根)


 ユーコミス属は、南アフリカに約10種が分布し、 中央アフリカに1種だけ分布する。
 半耐寒性の球根植物で、層状鱗茎は径8~12㎝になる。
 葉は多数が根出し、披針形で波状縁をなすものが多い。
 葉の中央から円柱形の花茎が直立し、 径約2㎝の小さな白黄色花を多数密生して総状花序をなし、 花序の先端には花をつけない葉状の苞が束状につく。
 花被片は6個あり、基部で合着する。
 雄しべは6個である。雌しべの柱頭は球状で浅く3裂する。
 蒴果は3室で多数の黒色または褐色の種子がある。

 属名は、ギリシア語の  eukomes(美しい髪の毛の意味)に由来し、 花序の頂部に群生する緑色の葉状の苞からつけられた。
 また、英名の「パイナップル・リリー」も、 同じように花序の頂部に葉状の苞がついた花姿が パイナップルに似ているところからついた。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 3枚の画像は、花色からおそらく  Eucomis comosa(エウコミス・コモサ) と思われるが、ここでは特定しないこととした。

【追記】
 ユーコミス属は、APGⅢ でリユリ科から分離し、キジカクシ(クサスギカズラ)科 (キジカクシ(クサスギカズラ)目) のツルボ亜科に変更になった。

 4枚目(左)は、みずがめ座さんが、次のコメントをつけて、 私に送ってくれたものである。
 『 2年前に切り花でもらったパイナップルリリーを葉挿し   しました。葉を10センチくらいに切って挿すと1か月   ほどすると1枚から5個ほどかわいい芽が出てきました。   2年もするとしっかり5センチほどの球根になりました。   小さい鉢にたくさん植えすぎたので今年は1本しか咲き   ませんでした。植物の不思議な生命力を感じました。』

1・2枚目画像撮影日:2003.07.15
  3枚目画像撮影日:2003.07.14
  4枚目画像投稿日(投稿者):2021.08.12(みずがめ座さん)

2015.10.25 First making day [8y/83yu/305200]
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