冬芽(とうが(「ふゆめ」ともいう))とは、主に温帯性樹木などで晩夏から秋にかけてできた芽が、
低温短日(日本では秋)になって休眠状態に入った芽のことをいい、
鱗片葉(りんぺんよう:鱗片状に変化した葉のこと)などで覆われた状態で越冬する。
桜の冬芽の場合は、春になって展開すると花のみを生ずる花芽(かが)と、
展開すると葉枝のみを生ずる葉芽(ようが)があるが、
冬眠状態の芽が花芽か葉芽かを判別するのは非常に難しい。
なお、樹木によっては、一つの芽が展開して花と葉枝の両方を生ずる芽を持つものもあり、
そのような芽を混芽(こんが)または混合花芽(こんごうかが)という。
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