維管束とは

　維管束（いかんそく）とは、根から吸い上げた水分や養分が通る道管（どうかん）と葉でつくられた栄養分が全身に運ばれるための師管（しかん）がたくさん集まって束になっている部分をいう。

　道管が束になっているところを木部（もくぶ）、師管が束になっているところを師部（しぶ）という。また木部と師部の間に形成層（けいせいそう）といって細胞分裂をして茎などを太らせる働きをする部分をはさんでいることがある。
　維管束が葉の中を走るとき、その部分はすじとなって外から見えますが、これが葉脈（ようみゃく）である。

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