アキニレ(秋楡)
ニレケヤキ(楡欅)
ニ レ
ウルスム( ニ レ )
Ulmus parvifolia
ウルムス・パルウィフォリア
Chinese elm
中部以西の日本、台湾、中国に分布
落葉高木
ニレケヤキ(楡欅)
ニ レ
ウルスム( ニ レ )
Ulmus parvifolia
ウルムス・パルウィフォリア
Chinese elm
中部以西の日本、台湾、中国に分布
落葉高木
アキニレは、中部以西の日本、台湾、中国に分布する。
高さ15m、幹径約70㎝になる落葉高木である。
旧枝には褐色円形の皮目をつける。葉は長楕円形で、
長さ3~5㎝で鈍頭で、鈍鋸歯縁である。葉脈は裏側え突出する。
花は、9月に咲き、本年枝の葉腋に4~6花が束生する。
花被片4個は離生する。雄しべは4個である。花柱は2裂する。
翼果は10月に熟し、長さ1㎝内外である。
ニレ属の樹木は、北半球の温帯と暖帯に18種が分布し、
日本には3種が自生する。
落葉高木が多く、葉は互生で短柄があり、
基部は左右不同になって、縁には2重鋸歯がある。
花は両性で、春、葉の出る前に咲くか、
秋に葉腋に生じ、束状か総状に着く。
花被は鐘状で4~9裂する。雄しべは4~9個、
果実は小形の扁平な翼果で、周縁に翼を付ける。
開花後数週間後に成熟する。
日本に自生するアキニレ以外のニレ属の樹木は次の2種がある。
① Ulmus davidiana var.
japonica(ウルムス・ダヴィディアナ(変種)ヤポニカ)
和名:ハルニレ 日本・朝鮮半島・中国北東部などに分布している。
② Ulmus laciniata
(ウルムス・ラキニアタ)
和名:オヒョウ 日本・朝鮮半島・中国北東部・
東シベリア・カムチャッカに分布している。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]