オオベニウチワ(大紅団扇)
サトイモ(アンスリウム亜科)
アンスリウム(ベニウチワ)
Anthurium andreanum
アンスリウム・アンドレアヌム
Flamingo lily , Oilcloth flower
コロンビア、エクアドル原産
常緑多年草
サトイモ(アンスリウム亜科)
アンスリウム(ベニウチワ)
Anthurium andreanum
アンスリウム・アンドレアヌム
Flamingo lily , Oilcloth flower
コロンビア、エクアドル原産
常緑多年草
オオベニウチワは、コロンビア、エクアドル原産の着生種である。 オオベニウチワは、茎は直立し、節間は短い。
葉は長さ20~40㎝、幅15~20㎝、鋭先頭の長心臓形で、革質で光沢がある。
葉柄は細いがかたく丈夫で葉身より長い。
上部葉腋から葉柄より長い花茎を直立する。
仏炎苞は心臓形で長さ10~15㎝、革質で、独特のエナメル質光沢があり、朱赤色である。
肉穂花序は長さ6~8㎝の円柱状で、多くの場合、上部は淡黄色、基部は白色となるが、変異が多い。
日本へは明治時代中ごろに導入された。
アンスリウム属は、熱帯アメリカ、西インド諸島に550~600種あり、常緑の多年草で、地生種と着生種がある。
形態も多様で、茎が短く葉がロゼッタ状に広がるもの、直立茎、つる状に長く伸びるものがある。
葉は互生し、単葉のものが多いが、掌状複葉となる種もある。
仏炎苞は線状から心臓形まで多様で、色も緑、黄緑、白、ピンク、赤などがあり、
地味で目立たないものから、観賞価値の高いもの
までいろいろあるが、
ボート状に開いていて、肉穂花序を包み込むようにはならない。
肉穂花序は細い円柱状で直伸するが、ねじれるものもある。花は両性花で密集して花序につき小さく目立たない。
花被は4片からなり、雄しべは4個で、柱頭は小さく、子房は2室である。果実は液果で白、紫、赤などに美しく着色する種類もある。
仏炎苞の美しい園芸品種は切り花として、葉の美しい種類は観葉植物として利用される。
[ 引用 : 園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行)、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]