イクソラ・グランディフロラ
アカネ
イクソラ(サンタンカ)
Ixora coccinea
イクソラ・コッキネア
Jungle geranium ,
Flame-of-the-woods , Jungle-flame
インド原産
常緑低木
東山動植物園では、「イクソラ・グランディフローラ」
との銘板がついており、別名が「イクソラ・コッキネア」
となっていたが、 私の図鑑では「イクソラ・グランディフローラ」
は記載がなく、また、「イクソラ・コッキネア」は
Ixora coccinea
として独立した種となっている。
花を見た限りでは、イクソラ・コッキネアとも思われるため、
私の図鑑に基づき学名を「イクソラ・コッキネア」とし、
「イクソラ・グランディフロラ」を別名とした。
イクソラ・コッキネアは、インド原産で分枝性の強い低木である。
高さは1mくらいまでであまり大きくならない。。全株無毛である。
葉には光沢があり、広披針形ないしは短楕円形で革質で無柄で長さ3~10㎝で、
幅2.5~5㎝で比較的小さい。
円脚ないしは心脚で短尖頭である。
腋生あるいは頂生の花序は、10㎝前後の直径となり、多数の花がつく。
花色は暗緋紅色であるが、ピンク、黄、橙黄色の花をつける変異体もある。
花筒の長さは最大5㎝くらいで、花冠裂片はとがる。開花時期は、だいたい夏である。
イクソラ属は、世界の熱帯に約400種があり、美しい花をつける種類が多い。
常緑低木から高木まである。葉は対生であるが、
ときに輪生する場合もあり、全縁で革質である。
花は頂生または腋生し、多数の花が集合する。
個々の花は小さく、色はスカーレット、クリムソン、
ピンク、黄、オレンジ、白である。
花冠は、筒部はほっそりとして長く、先端は4~5裂して裂片は開出し、
雄しべが4~5個つき、花糸は短いかまたはない。
花柱はほっそりとして長く柱頭は2分する。
2種子の入っている果実はかたいかあるいは多肉質の液果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
サンタンカ 、
キバナサンタンカ
などを掲載している。