学名の種小名[チョーノスキー]は、ロシアの植物学者マクシモヴィッチにしたがって
植物採集を行った須川長之助氏の名にちなんで付けられた。
なんでもない普通の木であり、造園用樹木として植栽されている。
クマシデ属は、落葉高木または低木で、北半球の暖帯および温帯に約30種がある。
日本には、サワシバ [ C. cordata ] 、
クマシデ [ C. japonica ] 、
アカシデ [ C. laxiflora ] 、
イヌシデ [ C. tschonoskii ] 、
イワシデ [ C. turczaninovii ]
などの5種が分布しており、園芸的には盆栽や庭木として植栽されている。
二枚目(左)は、枝の先端で下垂する雌花である。
非常に変わった形をしており、見つけた時はドキドキした。
クマシデ属は、雌雄同株であり、葉は単葉で互生し、
鋸歯縁(きょしえん)または重鋸歯縁で真っ直ぐに平行に並ぶ羽状脈がよく目立つ。
雄花、雌花とも別々の尾状花序について下垂する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
四枚目(左)は、紅葉したイヌシデであるが、色は今一歩パッとしない紅葉である。