(無し)
エルサレムセージ
シ ソ(カトフェリア亜科[クロンキスト])
フロミス(オオセキワタ)
Phlomis fruticose
フロミス・フルティコサ
Jerusalem sage
地中海沿岸東部に分布
小低木
エルサレムセージ
シ ソ(カトフェリア亜科[クロンキスト])
フロミス(オオセキワタ)
Phlomis fruticose
フロミス・フルティコサ
Jerusalem sage
地中海沿岸東部に分布
小低木
エルサレムセージは、地中海沿岸東部に分布する小低木である。
高さ130㎝くらいで多くの枝を打つ。茎に腺はない。
茎の下部の葉は、楕円状披針形から披針状卵形で、
基部が切形または楔形で、全縁またはやや波状縁で、
両面に白色の星状毛が密にある。
葉柄は長さ4㎝くらい。花序の葉は無柄または短い柄があり、
披針形である。
花は1節に14~36花つく。総苞は長さ10~20㎜で
幅3~7㎜で卵形から披針形で先端がとがる。
萼は長さ10~19㎜で密に星状毛が密生する。
花冠は長さ23~35㎜で黄色である。小堅果は無毛または有毛である。
オオセキワタ属は、地中海沿岸から中央アジアにかけての
乾燥気候下に種類が多く、約60種が知られ、中国から朝鮮半島にまで
少数の種がしられる。済州島のオオキセワタがもっとも東の種類で日本には分布しない。
大形の多年草、半低木または低木である。茎はかたく直立する。
葉は対生し、上部の葉は苞状である。
花は茎の上部の葉腋に密に集まって輪生状となり、
無柄で有毛の苞がある。萼は筒状で5~10個があり、先端に5歯がある。
花冠は黄色、白色または紅紫色で、2唇形で上唇は4個で超出または内在する。
花柱の分岐は不同長である。小堅果は三角形で無毛または有毛である。
日本では梅雨時の過湿のためあまり栽培されていないが、
地中海沿岸ではかなり広く植えられている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]