オオセンナリ(大千成)
園芸品種が「クロホオズキ」で流通している
ナ ス
ニカンドラ(オオセンナリ)
Nicandra physaloides
ニカンドラ・フィサロイデス
Apple of Peru , Shoo-fly plant
ペルーとチリに分布
一年草
園芸品種が「クロホオズキ」で流通している
ナ ス
ニカンドラ(オオセンナリ)
Nicandra physaloides
ニカンドラ・フィサロイデス
Apple of Peru , Shoo-fly plant
ペルーとチリに分布
一年草
オオセンナリは、耐寒性一年草で、茎はよく分枝して直立し、高さ60~200㎝になる。
花は、葉腋に単生し、やや下向きに開き径3~3.5㎝の淡青色で、
中心部は白色の全体に浅いカップ状をなし5浅裂する。
果実は乾いた液果で3~5室あり、外側はふくらんだ膜状の萼で包まれ、
萼は深く5稜をなす。(ニ枚目(左)の花の下に果実がある)
ハエを寄せ付けない効果があると考えられており、
Shoo-fly plant とよばれている。
渡来は、嘉永(1848~1854)から安政(1854~1860)のころとされている。
オオセンナリ属は、ナス科で、ペルーとチリに分布する単型属である。
属名の由来は、古代イオニア(エーゲ海に面した、アナトリア半島
(現・トルコ)南西部に存在した地方)の都市コロファン
( Colophon )
の詩人で、植物とその薬効について書いたニカンデル
( Nikander 、
前100年ころ、または後150年ころ)の名にちなむと言われているが、
諸説がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
3・4枚目(左・左下)画像は、広島県人さんが 「クロホウズキ」のタイトルで、 『我が家で種から育てて初めて見る花を持ってきましたよ。』、 とのコメントを付けて送ってくれたものである。
広島県人さんのタイトルでは、「クロホウズキ」
となっていますが、オオセンナリの園芸品種が
クロホオズキの名前で流通しているため、ここに掲載した。
「オオセンナリ」と「クロホオズキ」の区別は非常に難しく、
1・2枚目がクロホオズキの可能性もある。