オオムギ(大麦)
イ ネ
ホルデウム(オオムギ)
Hordeum vulgare
ホルデウム・ウルガレ
Barley , Common barley , Nepal barley
北部アフガニスタン原産
一年草
イ ネ
ホルデウム(オオムギ)
Hordeum vulgare
ホルデウム・ウルガレ
Barley , Common barley , Nepal barley
北部アフガニスタン原産
一年草
オオムギは、旧世界(ユーラシア及びアフリカ大陸をいう)
の温帯に分布する一年草で、高さ1.2mほどになる。
花序は長さ葯10㎝である。実の先に長い芒(のぎ)を持つのが特徴である
オオムギ属は約25種あるが、本属中オオムギが一番重要な種であり、
ビール醸造に使う麦芽( malt )
の原料として、あるいは家畜の飼料とするために広く栽培され、
少量ではあるが観賞用にも作られている。
観賞用としては、「ハナムギ」と称して、春の切り花用に作られる。
春早いころの新緑の切り花は人気があり、生け花には欠かせない。
上記の解説を書いていてつくづく時代を感じる。
私の子供の頃には重要な食料品として丹精込めて作っていたものであるが、
今は観賞用にもなっているのかと思うと時代の変化を感じざるを得ない。
そもそも、オオムギは、原産地の北部アフガニスタンで
栽培が始まったのは紀元前7000年ごろと推定されている。
日本へは、シルクロード沿いに中国、朝鮮半島をへて小麦より早く、
弥生時代には存在していたといわれるが、
確実なところは4世紀ごろ朝鮮半島を経て導入されたとされている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]