NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名オリーブ
園芸(流通)名
別名オレイフ
科モクセイ
属(和名属)オレア(オリーブ)
学名Olea europaea  cv. Manzanillo
ラテン語読みオレア・エウロパエア(栽培品種)マンザニロ
英名Common olive , Olive
原産・分布地スペイン原産
園芸上分類常緑高木

 栽培品種「マンザニロ」は、スペイン産の塩蔵用品種である。 世界中でもっとも多く栽培されている。 早生で10月中旬~下旬に熟する。果実は短い楕円形で、 大きさは中ぐらいであり種子は小さい。 外皮が薄く、肉質は柔軟で緻密である。
 塩蔵果の食味は非常に優れているが、熟果は病害に弱く、 おもに緑果の段階で利用される。 樹勢は中程度で開張性である。


 オリーブは、栽培型のみが知られている常緑高木で、 栽培品種により、枝の開張性のあるものや、 樹高が10mをこす直立型のものもある。
 樹齢もきわめて長く、スペインのマジョルカ島には 1000年をこえる老樹が現存し、果実を実らせている。
 花は腋芽内で12月ごろから生理的分化を始め、 形態的には翌年の3月下旬ごろに分化し、 新梢(こずえ)の成長とともに発育して、 5月中~下旬には完成し6月上旬に開花する。 円錐花序に10~30個の小さな花をつける。 花径約3㎜の乳白色で鐘状の合弁花である。
 果形は栽培品種によって異なる。大きさも1g程度から 15g前後と品種間差が大きい。成熟すると黒紫色に着色する。
 中果皮は果実となり、内果皮はかたい核となって、 内に1個、まれに2個の種子を含む。

 成熟期に入ると、果肉と核中にオレイン酸グリセライドを主成分とする オリーブ油を蓄積するので、これを搾油、精製して食用、
化粧品用などに利用する。
 また、果実にはオリュロペインという苦味配糖体があって、 渋くて生食できないが、脱渋して塩蔵品(ピクルス)に加工すると美味で、
広く愛用されている。
 ほかに枝や根、種子を用いて種々の工芸品がつくられる。 ノアの箱舟のハトとオリーブの伝説にちなみ、地球の繁栄または
平和のシンボルとして、国連旗にもオリーブの枝葉が使われている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

1・2枚目画像撮影日(場所):2005.10.26(なばなの里[三重県桑名市])

2015.02.06 First making day [1a/15o/128000]
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