NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名カツラ(桂)
園芸(流通)名
別名オカズラ、コウノキ(香の木)
科カツラ
属(和名属)カルキディフィルム(カツラ)
学名Cercidiphyllum japonicum
ラテン語読みカルキディフィルム・ヤポニクム
英名Katsura tree
原産・分布地北海道~九州の日本全土に分布
園芸上分類落葉高木

 カツラは、北海道から九州までの日本全土に分布する。
 水湿のある山の谷間や斜面に自生する。
 幹は直立し、胸高直径2m、高さ30mに達する。
 葉は無毛で細い葉柄をもち、葉身は円形または広心臓形で、 裏面は灰白色で縁には鈍鋸歯がある。
 開花時期は4~5月で、果実は9月ごろ黒紫色に熟す。
 庭、公園の緑陰樹として広く植栽され、均質で優良な材は、 建築、器具、楽器、彫刻などに広く利用されている。


 和名のカツラの語源は、香出(カヅ)であろうといわれている。 葉を採集して乾かし、粉にしてお香をつくるので、 コウノキ(香の木)ともいう。また、 この葉は京都の葵祭にフタバアオイとともにつかわれる。

 カツラ属は、落葉高木で葉は花とともに短枝につき、 対生し長い柄がある。
 葉身は広心臓形で鈍鋸歯をもつ。
 花は雌雄異株で早春に葉に先がけて開花する。
 雄花の雄しべは多数で長い花糸と線形の葯をもつ。
 葯は紅紫色で葯隔が先端に少し突出する。
 雌花では3~5個の離生心皮が短枝につき、 紅紫色の長い花柱がある。果実は袋果である。

 カツラ属は、第三紀温帯に起源をもつ古い植物群として知られ、 本属のみでカツラ科 [ Cercidiphyllaceae ] という単型科が設けられている。 現生の他の植物との類縁は知られておらず、 日本と中国に2種が遺存しているだけである。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

1・2枚目画像撮影日:2005.06.26
  3枚目画像提供日:2005.11.04

2015.02.13 First making day [2k/21ka/132400]
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