カ ヤ(榧)
イチイ
トリーア( カ ヤ )
Torreya nucifera
トリーア・ヌキフェラ
Japanese torreya , Kaya
日本特産で
本州(山形県および宮城県以南)、
四国、九州の暖地に自生
常緑高木
イチイ
トリーア( カ ヤ )
Torreya nucifera
トリーア・ヌキフェラ
Japanese torreya , Kaya
日本特産で
本州(山形県および宮城県以南)、
四国、九州の暖地に自生
常緑高木
カヤは、日本特産の常緑高木で、本州(山形県および宮城県以南)、四国、九州の暖地に自生する。
高さ30mにもなるが、庭木としては高さ6~7mに切って萌芽させ、ズンドウ仕立てにすることが多い。
若枝は緑色で3年目に赤褐色になる。葉は長さ2~3㎝、中肋は明らかでなく、裏面に白色の気孔帯が2条ある。
鋭頭で刺端となり、手でさわるとイチイやイヌガヤに比べて痛い。
果実は長さ2~3㎝で、初め緑色であるが、熟すと紫褐色になる。
カヤ属は、常緑高木または低木で、
北アメリカと東アジアに約6種が知られている。
雌雄異株であるが、ときに同株となる。
主枝は輪生し、小枝はやや対生する。
葉は十字対生するが、葉身は水平2列に並ぶ。
葉は線形で硬く、先端は刺状にとがる。
雄花は長楕円形で柄があり、
前年枝の葉腋に出て、葉裏に下垂する。
雄しべが4個ずつ6~8輪につき、
基部に十字対生する鱗片をもつ。
雌花は短枝から対生して出る側枝に頂生するが、
この短枝は前年枝の先の葉腋につく。
雌花は無柄で、厳密には2胚珠からなる花序である。
胚珠のの基部には仮種皮があり、
その外側を数個の鱗片が包む。
胚珠は1個だけが次の年に成熟して種子となり、
仮種皮に完全に包まれる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]