キルタンサスは、ナタール(南アフリカ共和国)原産で、
基本種は乳白色だが、黄色、ピンク、アプリコットなどがある。
開花は冬から春で、半常緑で真冬に短い休眠をとり、
年中水分を必要とする。甘い芳香がある。
和名のキリンソウは、花柄と花のバランスがちょうど
動物のキリンに似ているとこらきたものと思われる。
一枚目(右上)は、花色が鮮赤色であるが、
本属の園芸品種か、また、別種かは判別できない。
キルタンツス属は、球根植物であるが、
春植え型と秋植え型および常緑型があり、
またその植物体も大小さまざまである。
本属には約50種があり、
南アフリカに分布するヒガンバナ科では最大の属である。
おもに南アフリカの東海岸の草原および岩場などに自生している。
花は頂生の散状花序につき、花序の基部に2~4個の苞片がある。
花被は長い筒状で6裂し、筒部は裂片の2~3倍の長さがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]