










本種は高さ2mほどの低木で、枝は分岐性が大きく密生する。 刺は2㎜くらいのものがまれにつくことがある。
ニンポウキンカンは、中国原産で、日本では江戸時代の後期に
中国浙江省の商船が遠州灘で暴風雨に遭い清水港に寄港したさい、
三保村の名主が砂糖漬けの果実をもらい、
その種子を播いたのが始まりであると伝えられている。
果実は短卵形で10~13gほどあり、
縦径3㎝で横径2.5~3㎝ほどである。
果皮は3㎜ほどの厚さで甘味と香気がある。
本種は、キンカンの中でもっとも品質が良く生食に適している。
栽培しやすく、とくに耐寒力があるためかなりの寒地でも栽培されている。
生食用として売られているキンカンは、ほとんどが本種である。
キンカン属の花は腋生で、単生または数花が集まり、
年に3回ほど開花し結実する。萼は5裂し、
花弁は白色で5枚である。四季咲きであるが、果実の品質、
収穫の関係で、日本では7月の開花したものがもっともよいとされている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
一般名のキンカンは、
Fortunella margarita
(フォーチュネラ・マルガリタ)であり、和名のナガキンカンである。
キンカン属の中でもっとも栽培しやすく、
和歌山県のほか各地に家庭用として点在している。
ニンポウキンカンとの違いは、
ナガキンカンの方が果実が少し長楕円形をしていることである。
本属の仲間は、
キンズ
を掲載している。