キフゲットウ(黄斑月桃)
ショウガ
アルピニア(ハナミョウガ)
Alpinia zerumbet cv. Variegata
アルピニア・ゼルンペト(園芸品種)ウァリエガタ
( Unknown )
園芸品種(基本種はインド原産)
常緑多年草
ショウガ
アルピニア(ハナミョウガ)
Alpinia zerumbet cv. Variegata
アルピニア・ゼルンペト(園芸品種)ウァリエガタ
( Unknown )
園芸品種(基本種はインド原産)
常緑多年草
キフゲットウは、園芸品種で基本種はインド原産でベトナム、中国中部、沖縄、
九州南部にも分布する高さ2~3mにもなるゲットウであり、常緑多年草である。
葉に葉脈に沿って黄色または淡紅色の広狭不整の斑が入る。
基本種より観賞価値が高く通常鉢植えとする。
花姿はゲットウとほぼ同じで、穂状花序は30㎝くらいで下垂する。
花は白色で唇弁は広卵形で辺縁は黄色で赤色の斑点と条線があって美しい。
本属は、旧世界の熱帯に250種以上が分布する多年草で、
葉はカンナに似て強靭で葉鞘(ようしょう:下記注1参照)
に続く部分には葉舌(ようぜつ:下記注2参照)がある。
葉鞘は、巻き重なって偽茎(ぎけい:下記注3参照)となる。
偽茎の先に円錐または穂状の花序をつける。
花冠は漏斗状で3裂し、通常後ろの1裂片が大きい。
雄しべは6本あるが、内側の3本のうち1本のみが完全で稔性があり、
他の2本は仮雄ずい(かゆうずい:下記注4参照)か、
退化している。外側の3本は、すべて仮雄ずいで1本が退化し、
他の2本は合着して大きな花弁状となり先端はふつう2裂する。
この花弁状の仮雄ずいがもっとも目立つ部分で、
ふつう唇弁(しんべん)とよばれている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
注1:葉鞘とは、鞘(さや)のように茎を包んだ葉の基部。
セリ科やイネ科などにみられる。
注2:葉舌は、言葉では説明しにくいので、こちら
を見て下さい。
注3:偽茎とは、葉の基部が茎や上位の葉の基部を鞘(さや)
状に包む葉鞘(ようしょう)になっているような植物において、
節間が短くて葉鞘のほうが長ければ、
茎は葉鞘に隠されて外からは見えないことになる。
この傾向が極端になった場合は、外見が茎のようにみえる部分は多数の葉鞘が次々に重なったもの
であり、これを偽茎という。花期が近づくと、
この中心を貫いて花序が現れることが多い。バナナ、カンナ、
ミョウガなど単子葉植物に多くの例がある。
注4:仮雄ずいとは、退化した雄ずいのことで、
ふつうの雄ずいより小さく、その機能をなさない。
(雄ずい(ゆうずい)とは、雄しべともいい、
葯(やく:雄しべの先端にあって花粉をつくる嚢(のう)
のこと)と花糸よりなる雄性の生殖器官をいう。)
本属の仲間は、本種の基本種である ゲットウ を掲載している。