NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ク リ(栗)
園芸(流通)名
別名シバグリ(芝栗)、チョウセングリ(朝鮮栗)
科ブ ナ
属(和名属)カスタネア( ク リ )
学名Castanea crenata
ラテン語読みカスタネア・クレナタ
英名Japanese chestnut
原産・分布地北海道(西南部)、本州、
原産・分布地四国、九州、朝鮮半島中南部に分布
園芸上分類常緑高木

 クリとはクリ属の1種で日本原産の Castanea crenata と、その果実のことをさすが、広義にはヨーロッパ、 アメリカ、中国などで食用に栽培されている同属中の他種をもさす。
 クリは、日本では山野にごくふつうに見られる落葉高木で、 高さ約17mにおよぶ。
 クリは、北海道(西南部)、本州、四国、九州、 朝鮮半島中南部に広く分布している。
 東アジア、ヨーロッパ、 北アメリカ東部で発達した夏緑広葉樹林帯は、 日本ではとくにその優占樹種の名を冠して ブナ-クリ帯ともよばれることがあったほどで、 クリの個体数の多いことが知られる。
 クリの果実は秋に熟し、総苞(いが) は球状で長さ1㎝前後の刺を密生する。 果実は熟すと4裂して中にふつう1~3個の堅果がある。 堅果は縦より横が長く、発芽時は子葉は果皮の外に出ず、 幼根と葉柄が外に出る。

 一枚目(右上)は、花序であり、尾状に見えるのが雄花である。 雌花は尾状花序の雄花の基部についているが、画像では確認できない。

 三枚目(左)は、広島県人さんが、「秋空」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 今日は気持ちのいいお天気ですよ。すっかり秋らしく
  なりましたので、田舎の秋をお届けにきましたよ。
  味覚の秋・・・・食欲の秋・・・ダイエット中には
  酷な季節です。』

 四枚目(左)も、広島県人さんが、『 栗の花が咲き出しました。』  とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。


 クリ属は、落葉高木または低木で、 北半球の温帯に約12種が知られている。
 花は単性で腋生する。雄花は細長い尾状花序につき、 6全裂する花被と8~20個の雄しべがある。 雌花序は雄花序の基部につくか別の葉腋につき、 ふつう3雌花が鱗片のある総苞に包まれている。
 果実は褐色の堅果で、2~4裂する有刺の総苞 (いが)内に通常1~3個ある。果実を食用とするが、 葉に斑が入るものや、鋸歯が深く切れ込むものもあり、 観賞用とされるものもある。
 材は比較的強靭かつ加工がしやすく、 しかも水湿に耐えるので、 洋の東西を問わず鉄道の枕木に多用された。 その他日本では家屋の土台や浴室の板、 船材など水湿の多い場所に用いられ、 またシイタケ栽培の原木としての利用もあり、 樹皮のタンニンは染物、なめし皮用とされる。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]

1枚目画像撮影日:2006.06.25
2枚目画像撮影日:2006.09.09
3枚目画像投稿日(投稿者):2007.10.17(広島県人さん)
4枚目画像投稿日(投稿者):2006.06.16(広島県人さん)
5枚目画像撮影日:2004.09.18

2015.03.11 First making day [2k/23ku/148900]
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