クリソテミスは、中央アメリカ、西インド諸島、
ブラジルに分布する常緑多年草である。
草丈は30㎝くらいで、茎には4稜がある。
葉は光沢ある緑色で長さ20~30㎝である。
茎頂付近の葉腋に数花ずつ花をつける。
萼は鐘状で橙色ないし橙赤色で花後長く残る。
花冠は萼より突出し、長さ2~2.5㎝で
黄色で喉部に赤色の条線が入る。
開花時期は、春~秋である。
クリソテミス属は、中央アメリカ、西インド諸島から
ブラジル北部にかけて約7種が分布している。
地下に塊茎をを有する丈の低い草本である。
茎は多肉で葉は対生し、生長後に茎頂近くの葉腋に少数の花をつける。
萼は大きく鐘状またはカップ状でときとして翼状となる5稜を有し、
先は短く5裂する。
花冠は黄ないし橙色で、先が広がって5裂し、裂片は等長で円い。
花冠は早落性であるが、萼は長く残る。雄しべは4個で葯は結合する。
子房は上位で基部に1片の花盤がある。
球形の蒴果をつけ中に糸状の付属体を有する微細な種子を含む。
少数の種が観賞植物として温室内で栽培される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]