NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名コウボウムギ(弘法麦)
園芸(流通)名
別名フデグサ(筆草)
科カヤツリグサ
属(和名属)カレクス(スゲ)
学名Carex kobomugi
ラテン語読みカレクス・コボムギ
英名Japanese sedge , Asiatic sand sedge
原産・分布地北海道(西南部)から九州、東アジアに分布
園芸上分類多年草


 コウボウムギは、北海道(西南部)から九州、 東アジアに分布する多年草であり、海岸の砂地に生息している。
 和名は、根元にある古い葉の繊維を弘法大師の筆に、 穂を麦に見立てたものである。
 地下に長い根茎を伸ばして広がる。 茎の高さは10~20㎝で、茎は三角柱で、1個の稜はざらつく。
 雌雄異株であり、一・二枚目(右上・左) が雌株で、花は黄緑色である。
 開花時期は、4~6月である。
 花弁はなく、穂の長さは4~8㎝である。

 三・四枚目(左・左下) が雄株で、花は淡褐色である。

 カヤツリグサ科やイネ科の穂の最小単位を小穂といい、 コウボウムギの穂は多数の小穂が集まったものである。

 コウボウムギは、学名の種小名(種の形容詞ともいう) が、 kobomugi (コボムギ) であり、和名がそのまま使われている珍しい種である。

 三・四枚目(左上・左) は、開花時の雄株であり、 淡褐色のものは雄しべの葯である。

1・2枚目画像撮影日:2005.04.24
3・4枚目画像撮影日:2005.04.15

2015.03.22 First making day [2k/25ko/156200]
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