ガンソク(雁足)、コゴミ
オシダ
マッテウッキア(クサソテツ)
matteuccia struthiopteris
マッテウッキア・ストルティオプテリス
Ostrich fern , Shuttlecock fern
ヨーロッパ、アジア東部、北アメリアに分布
夏緑性多年草
コゴミは、ヨーロッパ、アジアの東部、北アメリアに分布し、
日本では北海道から九州まで広く分布するが、南部では少ない。
多年草であるが、冬季には地上部がまったく枯れる夏緑性である。
クサソテツは、コゴミと呼ばれ若芽が山菜として食用される。
早春、融雪後まもなく芽を出し、
長さが15㎝以下で葉先が巻いた状態の若い葉を採取し、
コゴミまたはコゴメの名で出荷している。
クサソテツはシダ類の中でもっとも美味しいといわれ、
東北地方の代表的な山菜で、山の深いところでは融雪期が遅いので、
4月から7月ごろまで採取できる。クサソテツはあくがなく、
軽くゆでたものは鮮やかな緑色で、やわらかでくせがなく、
いくぶんぬめりがあり、ひたし物、各種のあえ物、三杯酢、
汁の実などに用いられ、山村では塩漬けにしたり乾燥貯蔵もしている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
一枚目(右上)は、おばごりさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 来月は山菜取りが始まります。コゴミです。』
本投稿に対し、こまさんから次のコメントを送ってくれました。
『 これを見て、有る事を思い出しました。
立派な「コゴミ」を沢山採って、喜んでいたら友人にそれは
「鬼」よ!! と言われて・・・・。
「オニコゴミ」と言うのがあるんですね。
これは少し茶色の毛が有ってコゴミより少し大きい。
食べれなくはないが、
美味しくないそうです。』
ということで、私が調べたかぎりでは、オニコゴミは、
ゼンマイ科ゼンマイ属の「ヤマドリゼンマイ」[
Osmuda cinnamomea
var. fokiensis
(オスムンダ・キンナモメア(変種)フォキエンシス)]
のことを指すようである。
ゼンマイ属では、「ゼンマイ」は食用できますが、
ヤマドリゼンマイは、食用には向かないようである。
二枚目(左上)も、おばごりさんが、 広島県人さんのお誕生日のお祝いに添えて送ってくれたものである。