コノテガシワ(児手柏)
ヒノキ(ヒノキ亜科)
ツ ヤ(クロベ)
Thuja orientalis
ツヤ・オリエンタリス
Oriental arborvitae , Chinese arborvitae
中国西部・北部原産
常緑高木
ヒノキ(ヒノキ亜科)
ツ ヤ(クロベ)
Thuja orientalis
ツヤ・オリエンタリス
Oriental arborvitae , Chinese arborvitae
中国西部・北部原産
常緑高木
本種の和名は、枝葉が平たく伸びて
両手を合わせたように成長することによる。
コノテガシワは、中国西部および北部原産の常緑高木で、
高さは十数m以上にも達する。ただし、
庭植えするものは高さ1~2m前後に仕立てたものが多い。
基部は幹をなすが枝が多数に分枝して伸びるので、
樹冠は球形または長楕円形になる。
花期は4月で雄花は球形である。
球果は卵円形または長楕円形で長さ1~1.5㎝で、
鱗片は中ほどから開出し、先端はとがる。種子は楕円形である。
クロベ属は、世界に6種あり、そのうち3種が北アメリカにあり、
中国には2種、日本にはクロベ [
T. standishii ] 1種のみを産する。
直立性の低木または高木である。葉は小鱗片状で扁平に伸びて十字対生し、
裏に腺がある。小枝の下面にときに白色の小斑がある。
雌雄同株で、雄花は小枝に頂生し黄色で球形で、
雄しべは6~12個あり十字対生で、花糸の下面に葯胞がつく。
球果は木質で卵形または長楕円形で、熟すと裂開し、
鱗片は8~12個で、かわら重ね状に並んで十字対生し、
うち中央の2~3対の鱗片に2個ずつ種子がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
一枚目(右上)は、球果である。金平糖のようなおもしろい形をしている。
三枚目(左)は、球果がはじけて、種子が出てきた状態で、
両側が殻で真中が種子である。
四枚目(左)は、雌花のようであるが、定かでない。