サルスベリは、中国原産で高さ2~10mになる落葉高木又は低木である。
葉は無毛で長さ4~10㎝で倒卵形で全縁でほとんど無柄である。
当年生の枝頂に円錐花序をつける。
花径は3~4㎝である。萼は6裂し、花弁は6枚で雄しべは36~42個あり、
長く超出するが、うち6個がさらに長い。
花色は紅、桃、白、紫紅色など変異がある。
果実は楕円状球形である。
多数の園芸品種が育成されている。
サルスベリ属は、アジア、オーストラリアに約
30種が分布する高木または低木で、常緑性または落葉性である。
葉は対生か輪生で倒卵形、楕円形または円形でまれに軍配形である。
花は白、桃、紅、紫色などで、枝端に円錐花序をつくる。
花弁は、6個でふつう爪がある。
雄しべは多数である。萼裂片は6~9個である。
雄しべは多数で子房は3~6室で花柱は長い。
果実は蒴果で球状か長楕円状で熟すと裂開し、
翼のある種子を多数飛散させる。
材はかたく、重く、各種の用途がある。