サンサシアは、宿根ネメシア [
N. caerulea (N.カエルレア)]
の園芸向け改良品種であり、
親種は南アフリカに分布する常緑多年草である。
草丈は30㎝前後まで伸び、こんもりとした草姿になる。
冬の寒さにはある程度の耐性があり、
寒冷地でも霜さえ当たらなければ越冬して春に花を咲かせる。
ネメシア属は、一年草、多年草または亜低木で約60種からなり、
おもに南アフリカに多く分布するが、少数が熱帯アフリカにもある。
1~2種が園芸的に改良されて栽培されている。
花は頂生の総状花序につくか、まれに葉腋に単生し、萼は5裂する。
花冠は唇形で上唇は4裂し、下唇は円頭またはおう頭で筒部は短く、
袋または距が発達する。