ジギタリス
キツネノテブクロ(狐の手袋)
ゴマノハグサ ➡ オオバコに変更(APGⅡ)
ディギタリス(キツネノテブクロ)
Digitalis purpurea
ディギタリス・プルプレア
Common foxglove
西ヨーロッパ~南ヨーロッパ原産
二年草時に多年草
キツネノテブクロ(狐の手袋)
ゴマノハグサ ➡ オオバコに変更(APGⅡ)
ディギタリス(キツネノテブクロ)
Digitalis purpurea
ディギタリス・プルプレア
Common foxglove
西ヨーロッパ~南ヨーロッパ原産
二年草時に多年草
ジギタリスは、西ヨーロッパ~南ヨーロッパ原産で、
多形な種であり、西地中海沿岸地方に分布の中心がある。
二年草でときに多年草である。草丈は120㎝ほどである。
根出葉は披針形または広卵形で長い葉柄がある。
茎の上部の葉は無柄か短い葉柄がある。
花冠は長さ5~7.5㎝で紫紅色でときにピンク、白、
まれに黄色を帯び、内側には白く縁どられた暗紫色の斑点がある
古くから花壇用に栽培され、選抜により多くの園芸品種が作り出された。
葉を速やかに乾燥させたものを強心利尿薬として用いるので、
世界各国で広く栽培されている。有効成分としてはジギトキシン
( digitoxin )が精製されている。
別名の「キツネノテブクロ」は、英名を直訳したものであるが、
実にユニークな名前である。
また、英名に foxglove とつく花には、
セラトセカ・トリロバ
があり、別名をワイルド・フォックスグローブという。
キツネノテブクロ属は、ヨーロッパと北東アフリカから
中央アジアにかけて約19種が分布している。
多年草から二年草、まれに低木状となる。
夏に長い総状花序を伸ばし、一方の側に偏り下垂する花をつける。
花冠は鐘状でいくらか2唇形となり、花筒はふくらむ。
花色は紫紅色、黄色、茶褐色または白で内側に斑点と条が入る。
花壇用に栽培されるのは
D. purpurea
(D.プルプレア)で、花色、花形、草姿など多くの変異があり、
種間雑種に由来する園芸品種もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
【追記】
キツネノテブクロ属は、APGⅡ
でゴマノハグサ科から分離し、シソ目のオオバコ科に変更となった。