NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名シキミ(樒)
園芸(流通)名
別名ハナノキ(花の木)、コウノキ(香の木)
科シキミ ➡ マツブサに変更( APG Ⅲ)
属(和名属)イリキウム(シキミ)
学名Illicium anisatum
ラテン語読みイリキウム・アニサツム
英名Japanese anise , Chinese anise
原産・分布地本州(宮城・石川県以西)、四国、九州、
原産・分布地朝鮮半島南部、台湾、中国に分布
園芸上分類常緑小高木


 シキミは、本州(宮城・石川県以西)、四国、九州、朝鮮半島南部、 台湾、中国に分布し、低山の林地に自生する常緑小高木である。
 3~4月に径約3㎝の淡黄色の花をつける。
 和名は、果実の有毒性から「悪しき実」の意味で、 「悪」が省略されてシキミとなったといわれている。 古くからハナノキ、コウノキといい、墓前や仏前の供花に用いられ、 寺院の境内などに植栽されている。
 私もこの花は近くのお寺の境内で撮影したものである。

 シキミ属は、北アメリカ東南部、中国南部、 インドシナに約40種と日本に1種自生している。
 芳香性の常緑小高木ないし低木で、 花は両性で放射相称である。1花が腋生し、 淡黄白色または帯紅紫色で、萼片は3~6個あり、 かわら重ね状に並ぶ。花弁は9個または多数ある。

 シキミ科は、本属のみからなる単型科で、近縁のモクレン科、 マツブサ科などとともにモクレン目にまとめられている。。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

【追記】
 シキミ科を、APGⅢ に基づき、マツブサ科に変更した。 これによりシキミ科は、APG 分類体系では使われない科となった。
 なお、マツブサ科は APG では、モクレン目からアウストロバイレヤ目に変更された。

 三・四枚目(左上・左)は、野の調べさんが、「師走」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 師走も半ば、年の瀬の慌しさを感じます。さて、
  今年最後の森散策を楽しみました。シキミです。
  以前、霧島山で出合ったような記憶があるのですが。
  仏事に用いる事があるようですね。』

1・2枚目画像撮影日:2005.04.02
3・4枚目画像投稿日(投稿者):2009.12.16(野の調べさん)

2015.04.15 First making day [3s/32si/170600]
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