 シクラメン
シクラメン
 ブタノマンジュウ(豚の饅頭)
ブタノマンジュウ(豚の饅頭) カガリビバナ(篝火花)
カガリビバナ(篝火花) サクラソウ
サクラソウ シクラメン(カガリビバナ)
シクラメン(カガリビバナ) Cyclamen persicum
Cyclamen persicum シクラメン・ペルシクム
シクラメン・ペルシクム Florists' cyclamen
Florists' cyclamen 多年草(塊茎)
多年草(塊茎) ギリシャからトルコ、
  キプロス島、レバノンに至る東地中海沿岸原産
ギリシャからトルコ、
  キプロス島、レバノンに至る東地中海沿岸原産
 
 シクラメンは、ギリシャからトルコ、キプロス島、
レバノンにいたる東地中海沿岸原産の多年草である。
 シクラメンの園芸品種は、本種から改良され作り出されたものである。
一般的に市販されているほとんどのものは、この園芸品種と思われる。
 塊茎は多少平たい球形で、表面はコルク質化し、根は下部より発生する。
葉は一般に心臓形で表面の斑紋は個体により著しい変異があり、
葉縁には密な歯牙がある。
 野生種の花冠裂片の長さは約3㎝でねじれている。
 花色は濃桃色から白色と変異に富み、基部には紫色の斑が入る。
 野生種にはスズランの香りがあるが、
園芸品種の大部分は育英の過程でこの芳香が失われている。
近年、芳香のある園芸品種が育成されている。
 受精した花柄はらせん状に巻かずに下方に曲がることから、
すべての他種から区別できる。
 冬から春に咲き耐寒性は極めて高い。。
  
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
  
 シクラメンの別名は「ブタノマンジュウ」であるが、
ブタノマンジュウとはいったいどのようなものか、
なぜ、このような奇妙な別名がついたのか、興味を引くところである。
 ウィキペディアによると次のように説明されていた。
 「豚の饅頭」は、植物学者大久保三郎氏が、シクラメンの英名:
sow bread
(雌豚のパン=シクラメンの球根が豚の餌になることから命名)
を日本語に翻訳した名である。
 
 二枚目(左最上)は、育てていたシクラメンが結実したものである。
数回結実したが、種子が採取できたのは、1~2回である。
 その種子が、三枚目(左上)のものである。 
 
 四枚目(左)は、採取した種子を撒いて、発芽したところである。
数粒撒いたが、発芽したのはこの2個のみで、発芽率は低かった。
 私の園芸図鑑による栽培方法によると、
播種の前に種子を1昼夜水に浸すとよく発芽するようであり、
水に浸さなかったため、発芽率が低かったようである。
 でも、シクラメンの種子の採取と、
その種子による発芽に成功したことは非常に嬉しかった。
 
1枚目画像撮影日:2006.01.09
2枚目画像撮影日:2005.05.29
3枚目画像撮影日:2005.09.10
4枚目画像撮影日:2006.06.14
5枚目画像撮影日:2007.04.01
6枚目画像撮影日:2008.03.30
  
  
 五枚目(左)は、発芽から約1年後の草姿である。
 園芸図鑑では、播種後4ヶ月程度で本葉が3~4枚になり、
その時点で移植し、移植後2ヵ月程度で本葉5~6枚となるとなっているが、
私の場合は、約倍の期間かかってやっと本葉5枚程度になった。
 発育不良の原因は、周りにびっしりと生えている
緑色の絨毯のような苔に栄養を取られ、
シクラメン若苗に十分な栄養がいきわたらなかったことが考えられる。
  
 六枚目(左)は、播種から約2年後に初めて開花した状態である。
 葉はあまり立派に育っていないが、見事にシクラメンの花が咲き満足である。
 しかし、管理があまりよくなかったようで2~3年で枯れてしまった。
  
【追記】
 シクラメン属は、APGⅡ
でヤブコウジ科に変更になったが、
APGⅢで再びサクラソウ科に戻った。
 
 シクラメン
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