シュクシャは、インド、マレーシア原産の半耐寒性多年草である。
　高さ１～２mになる。葉は披針形で鋭尖頭で長さ 20～60㎝で幅５～10㎝で、表面が無毛で、裏面が有毛である。
　花序は長さ15～30㎝ある。苞は緑色で４～６花を抱く。
　花は純白色で芳香をもち、筒部が長さ５～８㎝で、 唇弁状仮雄ずいは長さ５㎝くらいである。
　日本へは古く江戸時代に渡来した。

　ヘディキウム属は、切り花、 花壇用に栽培される半耐寒性の多年草で、 インドを中心に約50種が分布している。
　高さ0.8～３mぐらいで、ときに３mをこえる。 葉は２列に並び、ほとんど葉柄がない。
　花茎は葉間から抽出し、穂状に多数の花をつける。 花冠は細長い筒部と線形の３裂片からなるが、 目立つのは花弁状に発達した３個の仮雄ずいである。 そのうち１個は唇弁状でもっとも大きい。
　萼は筒状で先が３裂するが苞に隠れている。 稔性雄ずいの花糸は長く、花柱を保持しており、 柱頭が葯隔の上部に突出する。
　花色は白、橙、黄および紅色で芳香がある。 多くは夏から秋に開花する。果実は蒴果である。
[ 引用 ： 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修：小学館発行 ) ]

　本属の仲間は、 　 ニクイロシュクシャ　　が掲載してある。

１枚目画像撮影日：2005.09.11
２枚目画像撮影日：2004.12.04
３枚目画像撮影日：2004.11.14