シュロガヤツリ(棕櫚蚊帳吊)
カラカサガヤツリ
カヤツリグサ
キペルス(カヤツリグサ)
Cyperus alternifolius
キペルス・アルテルニフォリウス
Umbrella flat , Umbrella plant ,
Umbrella palm , Umbrella sedge
マダガスカル島原産
常緑多年草
カラカサガヤツリ
カヤツリグサ
キペルス(カヤツリグサ)
Cyperus alternifolius
キペルス・アルテルニフォリウス
Umbrella flat , Umbrella plant ,
Umbrella palm , Umbrella sedge
マダガスカル島原産
常緑多年草
シュロガヤツリは、マダガスカル島原産の常緑多年草である。
茎は群生し高さ60~120㎝で、三角形で縦線がある。
総苞片は葉状で20個くらいあり、
頂端に傘状に互生する。各片は線状剣形で先端はとがり、
長さ10~20㎝で無毛で多少下垂し、シュロの葉のよう見える。
葉状苞のわきに細い花序の枝が出て、
その先に白っぽい緑色の小穂がつき、苞と交互に並ぶ。
寒さにかなり強く、九州南部や沖縄では野生化している。
カヤツリグサ属は、世界中の熱帯から温帯にかけて、
約700種が報告され、主として温帯に分布し、
日本にも約28種が自生する。
一年草がおおいが、塊茎や根茎を有する多年草もある。
大部分が雑草である。少数が観賞用ならびに
繊維作物または牧草として利用される。
茎は分枝せず直立して多くは三角形をしており、
節はなく、多年草はすべて根茎または塊根がある。
扁平な小穂が茎の頂上に多数集まって、
複散形花序となっている。
花序の総苞は葉のようになっている。
小穂には頴(えい)(鱗片)が2列に並び、
それぞれの中に1個の花がある。
花は両性で花被はなく、雄しべは1~3個で、
雌しべは柱頭が3裂する。