ジャコウレンリソウ(麝香連理草)
スイートピー
カオリエンドウ(香豌豆)
マ メ ( マ メ 亜科)
ラティルス(ハマエンドウまたはレンリソウ)
Lathyrus odoratus
ラティルス・オドラツス
Sweet pea
イタリア・シシリー島原産
蔓性一年草
スイートピー
カオリエンドウ(香豌豆)
マ メ ( マ メ 亜科)
ラティルス(ハマエンドウまたはレンリソウ)
Lathyrus odoratus
ラティルス・オドラツス
Sweet pea
イタリア・シシリー島原産
蔓性一年草
スイートピーは、イタリアのシシリー島原産の蔓性一年草である。
茎はやや有毛の蔓性で、2m近くも伸びる。
花は1~4個が腋生し、径約5㎝で芳香がある。
野生種は、旗弁は赤紫色で翼弁は淡青色で紫脈が入りよく目立つ。
果実は有毛で長さ約5㎝になる。
スイートピーは、1650年にクパーニ氏に発見されてから
イギリスを中心に改良が進み、以下のような系統が栽培されている。
【夏咲き系】
10月頃種子を播いて、5月下旬~6月に開花する。
耐寒性が強く長日で花芽分化、発達する。花壇用である。
【冬咲き系】
温室で切り花用に栽培される系統で耐寒性、耐暑性ともに
弱い。開花には長日は影響はなく、低温処理により開花は
促進される。
【春咲き系】
夏咲き系と冬咲き系の中間の形質をもち、開花におよぼす
長日の効果は夏咲き系ほど明らかでない。幼植物の
低温処理により開花は促進される。戸外では5月に開花する。
【矮性系】
最近特に花壇やプランター、鉢植え用として改良が進んで
いる系統である。
高さは60㎝程度から20㎝前後のものまである。
ハマエンドウ属は、地中海地域とイランのトゥラン地域を中心に、
ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ、東アフリカに150種が分布する。
草本で、茎は翼をもつ稜がある。
つる性のものはふつう分枝する巻きひげをもつ。
花は腋生で、総状の花序につくか単生する。
花冠は蝶形である。果実は扁平な豆果で裂開する。
日本には、ハマエンドウ、レンリソウなど4種が自生している。